ルアーフィッシングの中でも絶大な人気を誇るのがエギング。
そんなエギングで1、2を争うほど重要なアイテムが『エギ』です。エギングの名前の由来にもなっているエギは必要不可欠な存在で、これがねければ釣りが成立しません。
近年急激にエギングの人気が高まったこともあり、各釣具メーカーが様々な種類の形や色のエギを大量に発売しています。そのため、『どのエギが良いのか分からない』状態になりつつあります。
そんな中、以前から評価の高いエギとして有名なのがYAMASHITA(ヤマシタ)から販売されている「エギ王Kシリーズ」です。
今回は、そんなエギ王Kの基本的な情報からおすすめカラーの商品まで詳しく紹介・解説していきます。
・何が良いの?
・他のエギとは何が違うの?
・おすすめのカラーが知りたい!
・初心者なので買うべきカラーを知りたい!
エギ王Kの基本スペックやカラーについて分からないことや知りたいことがある方は、今回の記事が参考になりますよ!初心者だけでなく、中級者からプロまで愛用され続けている「エギ王K」について丸分かりなのでぜひご期待ください!
釣猿では、エギ王とパタパタ、どちらが釣れるのか?検証もしています!ぜひ、ご視聴ください!
エギ王Kの基本スペックと特徴
エギ王Kとは
「エギ王K」とは、ヤマシタ社が製造・販売するエギの一種で、エギングの中でも非常に人気が高い製品の一つです。
ダートアクションだけでなく『フォール姿勢を安定させる』ことを意識し『King of Basic(キングオブベーシック)』をテーマに開発されたエギです。
発売されたのは2013年。発売当初は『フォール特化のエギ』というコンセプトがアングラーに浸透せず、発売中止になる可能性もありましたが、次第にその実力が認められ、現在では『釣れるエギ』として上位に君臨する大人気エギとなりました。
一番の特徴は安定したフォール
エギの形状には何種類か存在しますが、頭がシュッとスリムな形状のものはダートアクションに向いたタイプになります。ダートなどの動きはアオリイカを引き寄せる要素になりますが、『イカがエギを抱くのは”フォール”しているタイミング』です。
そのため、エギ王Kでは、フォール時の水噛み(抵抗値)にこだわった製品に仕上がっているのが一番の特徴です。
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「ハイドロフィン」で安定フォールが可能
エギ王Kのトレードマークといえば、カンナ付近についている透明のヒレのような突起物。これは「ハイドロフィン」と呼ばれるパーツで、エギ王Kが安定してフォールするために必要なものです。
「ハイドロフィン」は意外にも「フグのヒレ」から着想を得て取り付けられたパーツで、エギの最後尾に取り付けることで安定したフォールが可能になりました。
ボディやシンカーも安定フォール仕様に調整
安定したフォールの実現は「ハイドロフィン」だけによるものでなく、ボディやシンカーの形状も関わっています。
安定感のあるフォールだけでなく、スムーズなダートアクションが可能な「ハイドロボディ」は、背中の部分の面積を大きくすることでエギ本体のブレを軽減し、効率良く水を受け流してくれます。
幅広な形状の「ハイドロシンカー」は、水の抵抗を受けやすいように設計されています。また、シンカー部分の高いチューニング性・カスタマイズ性があるのもエギ王Kの特徴です。
【使うタイミング】釣れない時・悪天候の時
釣りは自然の中で楽しむアクティビティなので、天候や海のコンディションによって釣果が左右されやすいです。なかなか釣れない時期や時間帯、風が強い日や波が立っている日などの悪条件でもエギングに挑みたい!
ただ低活性のアオリイカは、フォール中のエギ上下左右へのブレを極度に嫌います。特に悪天候のシチュエーションではそのような状況になりがちです。
そんな時にこそ「エギ王K」の出番です。
安定したフォールは通常のエギングだけでなく、悪条件でのエギングでもその威力を発揮します。
そのため、エギングを始めたての初心者にとって難しい安定したフォールをいとも簡単に実現してくれます。
エギ王Kの種類とスペック
エギ王Kにはエギの『沈下速度』によって4つのモデルがラインナップされています。
見分け方は簡単で、ベーシックタイプを基準として比べると、シャローとスーパーシャローは目と羽根が青色、ディープは赤色をしています。
シャローとスーパーシャローは模様がボディの模様が異なります。
基本的にエギのパッケージにタイプが記載されているので安心してください。
使用頻度の高い3.5号のスペック
モデル | サイズ | 重量 | 沈下速度 |
ベーシック | 3.5号 | 22g | 約3秒/m |
シャロー | 3.5号 | 20g | 約6秒/m |
スーパーシャロー | 3.5号 | 19.5g | 約8秒/m |
ディープ | 3.5号 | 25g | 約2秒/m |
エギ王Kとエギ王LIVEの違い
エギ王シリーズには、今回紹介している「Kシリーズ」と「LIVEシリーズ」があります。
使い分けは人それぞれですが、釣猿チームは次のように使い分けています。
・低活性なイカを狙う時
・フォールを安定させたい時
・冬〜春エギング
・警戒心の強い中型〜大型のアオリイカを狙う時
「エギ王LIVEシリーズ」
・高活性なイカを狙う時
・キレのあるアクションをさせたい時
・夏〜秋エギング
・好奇心旺盛な小型のアオリイカを狙う時
基本的にはフォール安定重視なので、エギ王Kシリーズの使用が多いです。ただ、秋の高活性なアオリイカを狙う際やエギ王Kシリーズにはないカラーを使いたい時はエギ王LIVEシリーズを中心に使用します。
個人的な意見ですが、初心者の方でどちらを買うか迷った時は、エギ王Kシリーズがおすすめです。
【迷ったらこれ!】エギ王Kおすすめカラー10選!
エギ王Kシリーズにもさまざまなカラーがあるので、エギ選びに苦戦する方も多いです。今回は持っているエギを実際に使用してみて実績のあるエギを紹介していきます。
「エギ王Kが良いのは分かったけど、どのカラーを買うべき?」と悩んでいる方は参考にしてくださいね!
① ムラムラチェリー
エギ王Kシリーズの中でも絶大な人気を誇るカラーが、「ムラムラチェリー」。現在主流となっているケイムラボディにピンクの上布を組み合わせたこのカラーは、『釣れるエギ』としても有名です。
使用するシーンとしては昼夜問わず、澄み潮・濁り潮でも効果を発揮してくれるオールラウンダー。視認性の良いカラーなので、秋イカを狙ったサイトフィッシングでもよく使っています。
ムラムラチェリーを使ってアオリイカを釣った経験のあるアングラーも多いのでは!
下地・ボディカラー | ケイムラボディ |
上布 | バイオレット&ピンク |
シチュエーション | 日中・夜間・澄み潮・濁り潮 |
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② 軍艦グリーン
エギ王Kシリーズの中で、ムラムラチェリーと同じくらい人気のあるカラーが「軍艦グリーン」。
初期のエギ王Kシリーズからあるカラーで、低活性なスレイカに強いカラーとして多くのアングラーが長年愛用し続けている大人気カラーです。下地が赤テープで、上布がグリーンと一見地味にも見えるカラーリングですが、この組み合わせがアオリイカには大いに効果あり!
詳しくは別の記事で解説していますが、アオリイカから見るとしっかりシルエトが浮かび見つけやすいカラーになっているのが一番のポイント。店頭では在庫切れが頻繁に発生し、ネットでは転売されるほど需要のあるエギです。
冬から春にかけてのシーズンは買えない場合が多いので、比較的在庫があり通常価格で販売されている夏あたりに少なくとも1〜2本はストックしておきたいエギです。
下地・ボディカラー | 赤テープ |
上布 | グリーン |
シチュエーション | 曇り・夜間・濁り潮 |
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③ ピーカンブルー
ケイムラから進化した次世代の紫外線発光アピール 「ネオンブライト(通称:ネオブラ)」のエギがヤマシタから初めて販売されたのが2021年。その翌年2022年春に登場したエギ王Kのネオブラ(新色3カラー)は発売後在庫切れの店舗が続出するほど人気の商品となりました。
特に「ピーカンブルー」人気で、潮になじむカラーなので春のスレイカややる気のないイカの捕食スイッチを入れます。「今日は釣れない…」「渋いな〜」と感じたらぜひ使っていただきたいカラーです。
下地・ボディカラー | ネオンブライトボディ |
上布 | ブルーラメ布 |
シチュエーション | 日中・澄み潮・潮止まり |
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④ クラクラウッディ
同じくボディが「ネオブラ」の「クラクラウッディ」はローライト時との相性が抜群に良いカラーです。
ローライトの状況では魚やそれを捕食するイカが活発になり、エサやルアーに反応する傾向があります。そんな状況の中、エギの存在をしっかりアピールし、イカに見つけてもらいやすいカラーとなっているのが「クラクラウッディ」。
朝マズメや夕(ゆう)マズメを狙うエギングにとって持っていて損はないカラーです。また、曇りなど光量が少ない状況でも有効です。
下地・ボディカラー | ネオンブライトボディ |
上布 | オレンジピンクラメ布 |
シチュエーション | マズメ・曇り・ローライト時 |
⑤ ローズゴールド
金テープに視認性の良いピンクの上布を組み合わせた「ピンクゴールド」はさまざまな状況に対応したオールラウンダーです。金テープは光のある時間帯に使うとフラッシング効果があるので、日中や夜間の常夜灯付近での使用に効果的です。
もちろんマズメ時にも効果的で、特に薄暗い時間帯よりある程度明るなった頃に使用するのがおすすめです。
金テープのエギは汎用性が高いので、一つは持っておきとエギングの幅が広がりますよ!
「今何色のエギを投げたら良いのかな?」と悩んだ時は、ぜひ「ローズゴールド」を使用してみてください!
下地・ボディカラー | 金テープ |
上布 | ピンク |
シチュエーション | マズメ・日中・夜間(月夜・常夜灯付近) |
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まとめ|初心者からプロまで使える最強エギ!
いかがでしたか?
今回は、YAMASHITA(ヤマシタ)から販売されている大人気シリーズ、エギ王Kの基本的な情報からおすすめカラーの商品まで解説してきました。
多種多様なエギの中から選ばれる『エギ王Kシリーズ』は、発売から徐々に実績を上げ『釣れるエギ』として多くのアングラーから支持されています。
エギングを始めたての方が「初めて買うエギ」として『エギ王Kシリーズ』を選ぶのは英断です。中級者以上の本格的にエギングをしている方も同じように使い続けているエギなので、それほど信頼と実績のある良いエギなのです!
色々なカラーを試していくうちに、自分と相性の良いカラーが見つかってきますが、最初のうちは今回紹介した5つのカラーを試してみてください!
エギ王Kが皆さんの釣果UPを手助けしてくれますよ!
「ムラムラチェリー」
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