釣りの中でも絶大な人気を誇るエギングは、初心者からプロまで多くのアングラーが虜になっているアクティビティです。
そんなエギングですが、せっかく釣りに行くならしっかり釣果を上げたいと思うのは皆同じだと思います。一般的にエギングでは『夜』がメインの時間とされています。そうすると気になるのが「日中(デイゲーム)は釣れないの?」と言う疑問です。
ポイント選びやエギのカラー選びのコツをしっかり押さえれば、昼間でもアオリイカを釣ることは十分可能なのです。
そこで今回は、昼間にアオリイカを釣るためのコツと有効なエギのカラーについてわかりやすく解説していきます。
・日中に釣るためにはどうしたら良いの?
・昼間に有効なエギのカラーが知りたい!
デイエギングに関しての疑問が少しでもある方は、今回の記事が参考になります。デイゲームのコツを掴んで、皆さんも一緒にアオリイカを釣りましょう!
エギングの基本とデイゲームのコツ
アオリイカが釣れる時間帯はマズメ&夜
まずはエギングでアオリイカを釣るのに適している季節と時間帯についておさらいです。
エギングをするなら「季節:春・秋」「時間帯:マズメ・夜」と言う意見が一般的に多いです。アオリイカは夜行性の生き物なので、暗い時間帯に活発に行動し、餌となるアジやイワシを捕食しています。
そのため、マズメ時や夜間の方がアオリイカの反応が良い状況は多いです。
昼でもアオリイカは釣れる
夜行性のアオリイカを日中に狙うデイエギングは理にかなっていないので、以前はあまり盛んではありませんでした。しかし近年は、日中でもアオリイカを釣ることができるエギが数多く登場したことにより、デイゲームは一気に人気となりました。
特に秋はデイゲームをするのに最適な季節です。「新子(しんこ)」と呼ばれる小型のアオリイカは、他の季節と比べてエサを常に求めているので活性が非常に高いです。
仕事の都合で昼間しか釣りができないという方や、朝起きは苦手という方は、秋のデイゲームを狙ってみてください。他の季節(特に春と冬)は、大型のアオリイカになってくるので警戒心が強かったり、そもそも活性高くなかったりとデイエギングに向いていない時期です。釣果をあげやすく十分エギングを楽しみたいなら、まずは秋を狙ってみましょう。
春 | 夏 | 秋 | 冬 | |
朝マズメ | ◎ | ○ | ◎ | ○ |
日中 | △ | ○ | ◎ | △ |
夕マズメ | ◎ | ◎ | ◎ | ○ |
夜 | ◎ | ○ | ○ | ○ |
デイエギングのポイント①『潮』
マズメ時や夜間に比べて活性の低い昼の間にアオリイカを釣るためには、『潮』が大きく関わってきます。狙い目はズバリ『満潮と干潮の間』です。潮については別の記事で詳しく紹介しているのでそちらを確認していただきたいのですが、満潮と干潮の時間は、「潮止まり」と言って潮が動かない時間帯になります。
イカだけでなくすべての海の生物は『潮が動くタイミングで活性が上がる』ので、デイエギングでは『満潮と干潮の間』を狙った方が釣果が期待できるのです。
初心者の方は「潮って何?どうやって調べたらいいの?」と思うはずです。正直、始めたての頃はあまり気にしなくても問題ありません。もし「気になる!」という方はこちらの記事を参考にしてください。潮の基本や狙う時間帯がわかるスマホアプリなどを紹介・解説しています。
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デイエギングのポイント②『釣り場』
デイエギングで大事なのが釣り場選び。基本的には潮通しの良い場所(堤防の先端が狙い目)を選ぶようにしましょう。
潮通しの良い場所は、常にフレッシュな海水が入っているので、アオリイカが回遊してくる可能性が非常に高いです。秋のデイエギングであるなら、シャロー帯(浅瀬)や漁港の障害物など子イカが隠れやすい場所を狙うのも効果的です。
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【天気別】昼間におすすめのエギのカラー
エギングで絶対に欠かせない釣具アイテムのルアー「エギ」は、様々なサイズやカラーがあります。
その中から日中でのエギングで効果的なエギの色を『天気・潮の状態』に分けて解説していきます。エギのカラーに絶対はありませんが、実績のある一軍エギたちを紹介していくので、選び方がわからない方は、ぜひ参考にしてください!
【晴れ+澄み潮】
シルバー系
『晴れ+澄み潮』で最も効果的なのは「シルバー系」のエギです。具体的には、アジカラー、イワシカラー、コノシロカラーなどの魚そっくりのカラーのことです。アオリイカは目がいいので、澄んだ潮の状態では、普段捕食している魚に類似しているエギは思わず抱きたくなるのでしょう。イカに見切られることも少なく、自然な光でアピールするので『晴れ+澄み潮』との相性が非常にいいです。
クリアボディ・ケイムラ
『晴れ+澄み潮』では、シルバー系のカラーか、「クリアボディorケイムラボディ」のエギが有効です。ナチュラルカラーと呼ばれる自然色に近いカラーで澄み潮で非常に有効的です。クリアボディのエギは反応が薄い状況やスレイカに効果的です。ケイムラは紫外線によって発光するので、アピール力があり潮が動くタイミングで使用するのがベスト(特に青色)です。どちらも非常に使えるカラーなので、デイエギングにはいつも持っていくスタメンエギたちです。
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【晴れ+濁り潮】
『晴れ+濁り潮』では、「下地:金・虹テープ」「カラー:オレンジ・ピンク」のエギが効果的です。光量が多くても潮が濁っている場合は、視認性の高いカラーがオススメです。また、濁り潮に対応した紫外線発光のエギも販売されていたりするので、そちらもオススメです。
【曇り+澄み潮】
『曇り+澄み潮』の場合は、「ケイムラ系」のカラーが有効です。曇りの場合は、光量が少ないけど視界はいいので、ケイムラカラーでしっかりアピールする必要があります。組み合わせとしては、「下地:ケイムラ」「カラー:オレンジ・ピンク」がオススメです。また、曇りの場合は意外と地味な色のエギも効果的です。具体的には「黒・紫・茶色」です。ケイムラでの反応が薄かったら、地味なカラーも使用してみてください。
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【曇り+濁り潮】
『曇り+濁り潮』の場合は、「下地:赤テープ・夜光」のエギを選びましょう。光量が少なく、濁っている場合は、イカにとってシルエットがはっきりと浮かぶ「赤テープ」のエギが有効的です。布のカラーは派手なピンクやオレンジでもいいですし、緑などの地味な色でもいいので、どちらも試してみるのがベストです。
また、濁り潮専用に開発されたカラーのエギも効果的なので、併せて使っていくことで釣果を伸ばしやすいです。
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まとめ
いかがでしたか。
今回は、昼間のエギングでアオリイカを釣るためのコツとおすすめエギカラーについて紹介してきました。日中でのエギングは、ナイトエギングと比べるとどうしても釣れにくい傾向にあります。しかし夜釣りと違い、海の状況がわかりやすかったりラインのコントロールがしやすいなどメリットがたくさんあります。
秋のデイゲームでは、サイト フィッシングでアオリイカの数釣りを楽しむこともできるので、昼間でもやり方次第で十分楽しむことができます。
エギングはシーズンを問わず色々な楽しみ方ができる釣りなので、これから始めたい方やデイエギングをしたことがない方はぜひ挑戦してみてはいかがでしょう!
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