エギングやシーバスなどの釣りは、ゲーム性の高いルアーフィッシングとして人気の釣りです。できれば同じロッドで両方のジャンルを楽しみたい!と考えている方は少なくないはず。
実はエギングロッドとシーバスロッドには多くの共通点があります。
そこで今回は、『エギングロッドでシーバスはできるのか?エギング・シーバスロッドの違いと兼用可能なおすすめロッド』について詳しく解説していきます。
・ロッドを兼用できなの?
・それぞれの共通点と違いが知りたい!
・おすすめのロッドを紹介して!
エギングロッドとシーバスロッドの『共通点と違い』
まずは、エギングロッドとシーバスロッドの特徴について確認しておきましょう。
エギングロッドの特徴
エギングロッドの長さ
エギングロッドの基準となる長さは『8.6ft(フィート)』と言われています。
エギの操作性能とキャスト時の飛距離のバランスが最も取れた長さが8.6ftだからです。
エギングロッドでは、他にも7.0ft台〜9.0ft台の長さのロッドがラインナップされています。
エギングロッドの硬さ
エギングロッドの基準となる硬さは『ML or M』と言われています。
ロッドの硬さは普段使うエギの重さに合わせて選ぶのが基本です。一般的にMLは2.5号~3.5号、Mは2.5号~4.0号のエギに対応しているので,オールシーズンでの使用が可能です。
他にもエギングロッドには、柔らかい順に『UL→L→ML→M→MH』の5段階硬さが用意されています。
エギングロッドのテーパー(調子)
テーパーとは、ロッドの曲がり具合(どの位置で曲がるか)を表しています。
エギングロッドは、ロッドの先端部分から曲がる『ファーストテーパー(先調子)』のタイプがほとんどです。ファーストテーパーのロッドはルアーのアクションがつけやすく、キャストのしやすさが特徴です。
釣りに絶対必要なタックル(釣具)の一つにロッドがあります。 様々なメーカーからたくさんのロッドが販売されていますが、皆さんが購入される際に意識することは何ですか?メーカーはもちろん硬さの表記や長さについて特に注目される方が多いのではな[…]
シーバスロッドの特徴
シーバスロッドの長さ
シーバスロッドの基準となる長さは『8.6ft(フィート)〜9.6ft』と言われています。
どのエリア・フィールドで釣りをするのかによって長さは変わりますが、使い勝手が良く汎用性が高い長さが8.6ft~9.6ftになります。
エギングロッドでは、他にも7.0ft台〜11.0ft台の長さのロッドがラインナップされています。
シーバスロッドの硬さ
シーバスロッドの基準となる硬さは『ML or M』と言われています。
投げることが可能な重さは、エギングロッドとほぼ同じ。使用感もエギングロッドと大差ありません。
シーバスロッドのテーパー(調子)
シーバスロッドは、ロッドの中間から曲がる『レギュラーテーパー(胴調子)』のタイプがほとんどです。レギュラーテーパーのロッドはヒットした魚の強い引きを吸収し、魚とのファイトを安全に楽しむことができるのが特徴です。
まとめると…
エギングロッドとシーバスロッドの特徴をまとめると、次の通りになります。
エギングロッド | シーバスロッド | |
長さ | 8.6ft | 8.6ft〜9.6ft |
硬さ | ML or M | ML or M |
テーパー | ファーストテーパー | レギュラーテーパー |
特徴 | ルアーのアクションがしやすい | ヒット後のやり取りがしやすい |
【結論】エギングロッドでシーバスはできる
結論として、エギングロッドでシーバスをすることは可能です。
エギングロッドとシーバスロッドの共通点は非常に多く、シーバス専用ロッドとほぼ同じ感覚で釣りをすることができます。
本格的にそれぞれの釣りをしたいなら、専用ロッドを購入すべきではありますが、シーバスを入門的に始めたい方にとってエギングロッドは十分な性能があると言えます。
シーバスにも兼用可能なエギングロッド10選!
ダイワ『エメラルダス MX 86M・N』
品番 | 長さ | 硬さ | 最大ルアー重量 |
86M・N | 8.6ft | M | 約25g |
「エメラルダスMX」ダイワから販売されているエギングロッドで、コストパフォーマンス最強と名高いハイスペックなロッドです。
初心者のステップアップや、性能面を重視する中級者〜上級者向けのロッドになります。
エギングでの使用の評判はもちろん、シーバスでも扱いやすく兼用ロッドとしては最適です。
シーバスで使用するシャロー系のミノーはもちろん、シンキングペンシルやプラグ系のバイブレーションも難なくキャストできます。
120mmクラスのミノーや、30g前後のメタルジグのような重めのルアーも投げたいのであれば、硬さをワンランク上げて『MH』にするのもありです。
ダイワ『エメラルダス X 86M』
品番 | 長さ | 硬さ | 最大ルアー重量 |
86M | 8.6ft | M | 約25g |
2022年にダイワから発売されたエメラルダスシリーズのエントリーモデル「エメラルダスX」。
入門ロッド向けに価格を抑え、その予算の範囲内で基本性能を押さえたコストパフォーマンスの高いモデルです。
入門向けロッドということで、上位モデルと比較すると扱いやすく頑丈に作られています。
エギングには慣れたけど、シーバスはまだ不慣れ…という方は、まずは「エメラルダスX」のような扱いやすい入門ロッドを使用するのがおすすめです。
シマノ『セフィアSS S86ML』
品番 | 長さ | 硬さ | 最大ルアー重量 |
S86ML | 8.6ft | ML | 約25g |
シマノから販売されている「セフィアSS」は、上位機種にも採用されている性能が搭載されているコスパ最強ロッドです。
ブランクスにはキャスト時やファイト時など、ロッドに高い負荷がかかるようなシーンでもブレにくく安定した操作を行うことができる素材を使用しています。
エギングはもちろん、引きの強いシーバスでも粘りを見せてくれます。
「セフィアSS」は、機種が非常に豊富なので、エギングやシーバスどちらのシチュエーションでも対応できるラインナップになっているのも特徴の一つです。
シマノ『フリーゲームXT S86M』
品番 | 長さ | 硬さ | 最大ルアー重量 |
S86M | 8.6ft | M | 約35g |
「フリーゲームXT」は、ショアゲームをマルチに楽しむことができる汎用性の高いパックロッドです。
分割してコンパクトに収納できる5ピースのパックロッドである「フリーゲームXT」は、携帯性の高さが売りの万能ロッドです。
中でも、おすすめ機種(S86M)は、エギングやシーバスだけでなく、ロックフィッシュや太刀魚、サーフ、ショアジギングまで楽しめちゃう万能仕様。
仕舞寸法が60cm未満なので、機内持ち込みも可能。飛行機を使った遠征もしたいアングラーにとってこれほど素晴らしいロッドはそうお目にかかれません。
マルチに釣りを楽しみたい方にとって、見逃せないロッドの一つです。
メジャークラフト『三代目 クロステージ エギング CRX-862E』
品番 | 長さ | 硬さ | 最大ルアー重量 |
CRX-862E | 8.6ft | E(M) | 約20g |
コストパフォーマンスの高い製品が多く存在するメジャークラフトは、多くのアングラーから人気を集めるメーカーの一つです。
中でも『 三代目 クロステージ エギング』は、初中級アングラーが気軽に本格的なスペックを体感できる設計で、繊細な感度とキャスト性能を持ち合わせています。
エギングメインの竿ですが、シーバスゲームでも問題なく使えるロッドになります。
繊細なアオリイカのアタリをティップで感じ取れる高感度ソリッドティップモデル(CRX-S862EL)と迷いますが、シーバスルアーも投げるのであれば使い勝手の良い(CRX-862E)の方がおすすめです。
まとめ|同じロッドでエギングもシーバスも楽しもう!
いかがでしたか?
今回は、『エギングロッドでシーバスはできるのか?エギング・シーバスロッドの違いと兼用可能なおすすめロッド』について詳しく解説しきました。
エギングロッドでシーバスを狙うことは可能です。必要な要素(長さと硬さ)を合わせれば、代用は難しくありません。エギングロッドでシーバスを狙ってみたい!挑戦してみたい!という方は、ぜひ一度自分のロッドもしくは購入予定のロッドのスペックを確認してください。
エギング・シーバスどちらも楽しむことができるかもしれませんよ!
さらにそれぞれの釣りを深く楽しみたいと思った時には、ぜひ専用タックルの購入を検討してみてください。
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