簡単なタックルで手軽に楽しむことができる釣りとして人気のエギング。
そんなエギングのメインターゲットといえばアオリイカですよね!
高級食材としても有名なアオリイカですが、釣れたイカを全て持って帰ってはいませんか?多くのベテランエギンガーは各自のルールで釣れたアオリイカをリリースしています。
そこで今回は、アオリイカのリリースサイズと正しいリリースの仕方を詳しく解説していきます。
・アオリイカのリリースサイズって何cm以下?
・正しいリリース方法が知りたい!
・リリースって大事なの?
アオリイカのリリースサイズ
アオリイカのリリースサイズは釣り人によってまちまちです。
つまり、「何cm以下はリリースをしなければいけない」という決まりはありません。
人によって意見は様々ですが、全長20cm以下のアオリイカはリリースしてあげるのがベストという声をよく聞きます。
リリースの目的は、「乱獲しない」「資源を残す」であるので、リリースするべきかな…と感じたらリリースしてあげるのがいいでしょう。
アオリイカのリリース問題は難しい
写真のような胴寸が2.5号のエギとほぼ同じくらいなら即リリースしてあげるのがいいでしょう。
「リリースサイズなのに何で!?」と思われたあなた!小さいイカは即リースすればいいという訳ではないのが難しいところ。そのあたりを詳しく解説していきます。
こんな場合はリリースしない
リリースすればアオリイカにとってまだ生きるチャンスがある訳ですが、次のような場合だと極めて生存率が低くなります。
② 素手で触る
③ ギャフを使う
④ 目や触手にカンナが刺さる
⑤ 衝撃を与えてしまう
① 地面におく
イカは温度に敏感な生き物です。
釣れたあと堤防などの地面にそのまま置くとヤケドを負ってしまいます。
そのため、リリースしてもほとんどが生きていくことができません。
② 素手で触る
これも地面に置くのと同じで、手の熱でヤケドを負ってしまうためです。
それくらい、アオリイカは温度に弱く敏感なのです。
③ ギャフを使う
小さいサイズのイカならギャフを使う場面はありませんが、大きいイカの場合は使う必要の時もあるでしょう。
ギャフは胴体や内蔵を傷つけてしまいます。ギャフを使う際は必ず持ち帰る前提で使用しましょう。
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④ 目や触手にカンナが刺さる
アオリイカにとって、目と触手は捕食活動に必要不可欠な部位です。
そんな部分がカンナで傷ついてしまったら、リリースしても長くは生きられません。
目や触手・頭など「これは生きていけない」と感じるような場所にカンナが刺さっていたらリリースは諦めましょう。
⑤ 衝撃を与えてしまう
エギングは漁港や堤防で楽しむ人も多いはず。中には3〜4mの高い堤防で釣行することもあると思います。
しかし、そんな高さからアオリイカを落とせば、体への負担はかなり大きいです。
たまに高い位置でボチャっと落としてリリースしている方もいますが、アオリイカからしてみればかなりのダメージであることを理解しておきましょう。
感謝を込めて美味しく戴こう
釣れたアオリイカは釣り人の扱いひとつで、生存率が大きく変わってきます。
アオリイカの生存が難しいと感じたら、リリースサイズの小さい個体でも責任を持って持ち帰り、美味しくいただくようにしましょう。
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正しいリリースの仕方・手順
それでは、正しいリリースの手順を紹介していきます。
やり方は簡単で、釣れたイカを触ったり地面に置かずにサイズを確認します。
20cm以下のリリース目安サイズであれば目や触手などを見て傷がないか確認します。
そして、できるだけ水面に近い場所を探し優しく海に逃がしてあげるだけです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、アオリイカのリリースサイズと正しい方法について紹介してきました。
リリースサイズや方法はエギンガーの中でも賛否両論あります。リリースした方がいい!しない方がいい!などさまざま意見を聞くことがあるでしょう。
しかし、忘れてはいけないのは今後もエギングを楽しむために「乱獲しない」これに尽きると思います。
また、釣れた瞬間からアオリイカにはかなりの負担とストレスがかかっていています。リリースするにも慎重に、ストレスがかからないようにしてあげることが大事です。
エギングに余裕ができるとリリースすすると何だかいい気持ちになるので、みなさんもぜひ試してみてください!