エギング釣行の際に、重宝するランディングアイテムが「ギャフ」です。
しかし、エギンガーの中でも”タモ派”と”ギャフ派”に分かれるので、本当にギャフって便利なの?と思われてる方も少なくはないのでは。
ギャフを使えば、簡単にイカの取り込みができるので、すごく便利そうと思う反面、イカの取り込みにしか使えないから本当に必要なのか?と疑問に思うのではないでしょうか。
そこで、今回はおすすめのギャフとギャフの利便性、使い方を徹底解説していきます!


イカ用のギャフとは
エギング用のギャフとは、上の画像のような形状をしたイカ用のランディングアイテムです。
この円形についた針を引き寄せたイカにかけて、バレないように取り込むための道具で、釣ったイカのサイズが大きくて、ぶっこ抜くことができない場合にギャフを使用してランディングします。
非常に便利なアイテムではありますが、メリットとデメリットがあるので注意が必要です。
ギャフのメリット
①携帯性が高い
ギャフは、タモと違い非常にスリムでコンパクトですので、持ち運びがしやすいアイテムです。また、重量もタモほどありませんので、肩にかけたり、ベルトにかけたりすることができるので、移動の多いエギングでは非常に便利です。
②イカがバレにくい
ギャフは、イカに針をかけて取り込むので、タモよりもバレにくいというメリットがあります。タモの場合は取り込みの際にエギがタモに触れてイカから外れてしまうというトラブルが起きますが、ギャフの場合はそれがありません。
③墨がかかりにくい
タモの場合は、イカを取り込んだときにイカが墨を吐いてタモが汚れてしまうことがありますが、ギャフの場合はイカの胴体に針をかけて取り込みますので、墨で汚れる心配がありません。
ギャフのデメリット
①持ち帰りが前提
ギャフは、イカの胴体に針をかけて穴を開けてしまうので、リリース目的の場合は向いていません。ギャフで取り込んだイカをリリースすると弱って死んでしまうので、ギャフでランディングしたイカは責任を持って持ち帰り美味しくいただきましょう。
②イカにしか使えない
タモの場合は釣った魚全般に使えますが、ギャフの場合はイカにしか使えません。(タコには使えるかも)魚にギャフを使おうと思っても、うまくかけることができないので、魚も釣る予定の場合はタモを別で用意しておく必要があります。
ギャフの使い方
ギャフの使い方は簡単です。
イカを岸まで引き寄せてから、イカの胴体の先端部分(頭)をめがけてギャフを打ちます。
うまくかかったら、ギャフをしまいながらゆっくり引き上げていきます。このとき、ギャフが海面と直角になるように真上に持ち上げるのがコツです。
一人でランディングする場合は、片手で操作することになりますので、多少の慣れは必要ですがそこまで難しくはありません。
- イカを岸付近まで引き寄せる
- ギャフを伸ばす
- イカの胴体先端に針をかける
- ギャフをしまいながらイカをまっすぐ引き上げる
こちらの動画にもギャフを使ってランディングするところが映っているので参考にしてください!
ギャフの選び方のポイント
ここまで読み進めることで、なんだかギャフってかっこいい!使ってみたい!と思った方もいると思います。
しかし、ギャフと一口に言っても、実は色々な種類があります。自分に合ったギャフを選ぶためにも、以下のポイントを押さえておきましょう。
①ギャフの長さ
ギャフは短いものなら3m、長いものだと6〜7mのものもあります。長い方が汎用性はありますが、その分大きくなりますので持ち運ぶときに邪魔になる場合がありますし、短い場合は軽くて持ち運びに便利ですが、足場が高い場所では水面までギャフが届かない場合もあります。
自分が普段行くフィールドに合わせて、ギャフの長さを見極める必要があります。
あまり足場が高くないところに行く場合は4mあれば十分ですし、足場が高いところにも行く場合は6mのものを選ぶといいでしょう。
②重さ
ギャフの重量も大事なポイントです。メーカーによって重さが違うので、できるだけ軽くて丈夫なギャフを選ぶのがベストです。
当然、長くなればなるほど重量も増しますので、長時間の釣行でも持ち運びやすいものを選ぶのが賢いです。
③タイプ
ギャフには、ギャフ単体で使用するものと、ギャフとタモを付け替え可能なものがあります。この場合、ギャフの針の部分とタモの網の部分、そして柄の部分がバラバラになっていて、釣り場で付け替えすることができます。
タモとギャフを2つ持ち運ぶのが面倒な場合は、一体型のギャフを使うのがおすすめです。
おすすめのギャフを厳選して4つご紹介
以上を踏まえた上で、おすすめのギャフを紹介していきます!
あなたにぴったりのギャフを見つけてくださいね!
第一精工 オートキングギャフ 500
第一精工のオートキングギャフは、全長5mのショルダータイプのギャフです。
先端の針の部分にはワンタッチで開くカバーが付いているので、持ち運び時に針がかかってしまう心配もありません。
長さも5mあれば、ほとんどの釣り場で対応してくれるのも文句なしです。
長さ | 5m |
重さ | 500g |
備考 | ショルダーストラップ付き |
Sanlike Windstorm Gaff
ギャフは基本的に1万円前後するのですが、Sanlike Windstorm Gaffはコストパフォーマンスに優れた1本です。
口コミでは、有名メーカーのものに比べると作りがお粗末という声もありますが、普通に使う分にはまったく問題はないと思います。ただし、カラビナやストラップが付いていないので、持ち運びの際はちょっと不便。(腰に差し込むフックはあり)
価格重視で選びたいという方はこれ。
長さ | 6m |
重さ | 577g |
備考 | カラビナ、ストラップなし |
第一精工 オートキングギャフCS300 ガンメタ
3mの短めのギャフで持ち運びを重視するならこれ。
カラビナ付きでベルトに引っ掛けることもできますし、マグネット式なので取り出しも楽チンです。
長さ | 3m |
重さ | 410g |
備考 | カラビナ付き |
ダイワ(Daiwa) ランディングポールII
安定のダイワの、ランディングポール。
タモとギャフを両方一体で使いたいという方はこちらの玉の柄とギャフ、網を持っておけば問題ないでしょう。(ギャフと網部分は別売り)
価格的には高くなりますが、このワンセット持っているだけでランディングに苦労はしないでしょう。
長さ | 5.06m |
重さ | 587g |
備考 | ネット・ギャフ対応 |
セットでこちらも必要です。
大物を釣ったときにはギャフは必需品!
エギングでは、釣ったイカのサイズによっては必ずランディングツールが必要になります。
〜700gまでのイカならギャフを使わずそのままぶっこ抜くことも可能ですが、万が一ロッドが折れたら災難ですよね。そんなときにギャフを持っていれば、シュッと取り出しスマートにイカを取り込むことができます。

もちろん、タモでもイカのランディングは可能ですが、タモの場合はエギが網に引っかかったり、墨で網が汚れたりもします。
そう考えると、エギングでのランディングで便利なのはギャフではないかと思います。ぜひ、エギングを始められるならギャフを1本手元に置いておいてください!