一般的には、エギングに最適なリールのサイズは2500番〜3000番と言われています。
そんな中、『ある状況下においては2000番のスピングリールをエギングで使う』という人が近年増えつつあります。
そこで今回は、2000番のスピニングリールの特徴や、実際エギングに使えるのか、おすすめのリールについて詳しく解説していきます。
・エギングに2000番はあり？
・使う時に注意点が知りたい！
・おすすめの2000番リールを教えて！
エギングに2000番リールは使えるのかな？…と不安・疑問に思った方がこの記事に辿り着いていると思います。参考になる内容になっているので、ぜひ参考にしてくださいね！
2000番のリールは秋に最適！
結論を先に言うと、エギングに2000番のスピニングリールを使う事は可能です。
特にアオリイカのサイズが小さくパワーを必要としない秋は、2000番の方が使いやすいという声も多いです。
2000番リールをエギングで使うメリット
① 軽い
2000番のリールを使う最大にメリットが『軽い』という事です。
一般的にエギングで使用される2500〜3000番のリールと2000番のリールの重さを比較すると、平均10〜20gほどの差があります。
エギングで使用するタックル（釣具）は、軽ければ軽いほど良いです。そんな中、リールの10〜20gという差はかなり大きいです。
② 疲労感の軽減
秋のエギングでは釣り場を転々とし数釣りを狙うランガンが主流です。イカへアピールするために沢山シャクって沢山移動するので、軽いリールの方が疲れにくいです。
疲労感が溜まるとどうしても集中力が落ちてしまうので、長時間エギングを楽しむためにも軽い2000番のリールは有利になります。
2000番のリールを使う時の注意点
① ラインの糸巻量
2000番のリールをエギングで使用する時の注意点はズバリ『ラインの巻き取り量』！
エギングで主流のPEライン（0.6〜0.8号）がある程度巻く事ができるリールであれば問題ありません。
『PEライン0.6号なら150m』『PEライン0.8号なら100m』の糸巻量があれば、秋エギングでは十分です。
番手：C2000S用途：汎用スピニングリール
糸巻量（0.6号）＝150m
糸巻量（0.8号）＝110m
エギングでの使用＝良い
② 秋以外はパワー不足
2000番のリールが通用するのは秋シーズンのみです。
その他の季節はある程度大きいイカが釣れるので、2000番のリールでは少しパワー不足です。
2000番のリールはアジングやメバリングなど汎用性の高い番手です。秋以外のシーズンは、ライトゲーム用として流用するのもありですね！
2000番のリールはこんな人におすすめ
初心者の方がエギング用のリールを初めて購入する場合は、2000番ではなく通年使用できる2500〜3000番のリールを選択しましょう。
なぜなら2000番は秋限定の番手で、1年中エギングで使うには難しいからです。
2000番のリールををエギングで使うのは、次のような人がおすすめです。
② ライトゲームにも挑戦したい人
③ 2000番のリールを持っていて、秋からエギングに挑戦したい人
この条件に当てはまる方は、2000番のリールをエギング用に買っても後悔がないと思います。
2000番のエギングおすすめリール5選
それでは秋エギングに最適な2000番のおすすめスピニングリールを5種類紹介していきます！
ダイワ：月下美人X（2000S-P）
| 品番 | 自重 | 最大ドラグ力 | PE糸巻量 |
| 2000S-P | 200g | 5.0kg | 0.4号-200m |
ダイワから販売されている「月下美人X」は、ライトソルトゲーム専用仕様のスピニングリールです。
中でも（品番：2000S-P）は、ジグ単や軽量プラグのスローリトリーブをメインにするメバリング、アジングで使用されるモデルです。エギングでも使用可能で、軽く扱いやすいのが特徴です。
P（パワーギア）のモデルですが、ノーマルギアのモデル（品番：2000S）もラインナップされているので、より幅広い釣りに対応させたいのであればノーマルギアの（品番：2000S）もおすすめです。
ダイワ：ルビアス（FC LT2000S）
| 品番 | 自重 | 最大ドラグ力 | PE糸巻量 |
| FC LT2000S | 150g | 5.0kg | 0.4号-200m |
「月下美人X」より25gも軽い「ルビアス」は、コストパフォーマンスの高い汎用スピニングリールです。
150gの軽さは、秋のエギングだけでなく、ライトルアーを使用した繊細な釣りにおいて大きなメリットとなります。
2万円台と比較的手が出しやすい価格帯なのも評価が高いです。
ダイワ：エアリティ（LT 2000S-P）
| 品番 | 自重 | 最大ドラグ力 | PE糸巻量 |
| 2000S-P | 145g | 5.0kg | 0.4号-200m |
スピニングリールの中でトップクラスに軽いのにフルメタルボディと、一切の隙がないダイワの「23エアリティ」。
秋エギング専用で購入するのには勿体無いくらい高いスペックが搭載されています。
新開発の「エアドライブデザイン」によって、最適な重量バランスを可能にし、自重の軽さ、巻き感の軽さを実現しました。タックル全体をとにかく軽くして感度を高めたい！という方は、「23エアリティ」一択だと思います。
アジングやメバリングなどのライトゲームでも活躍できる番手なので、汎用性も高く便利です。
シマノ：ソアレBB（C2000SSPG）
| 品番 | 自重 | 最大ドラグ力 | PE糸巻量 |
| C2000SSPG | 185g | 3.0kg | 0.6号-140m 0.8号-100m |
シマノのライトゲーム専用スピニングリールの「ソアレBB」は、お手頃に購入できる入門機種です。
最大ドラグ力が3kgなので、秋エギング以外で使用すると壊れる可能性があるので気をつけましょう。予算がもう1万円プラスできるのであれば、圧倒的に上位機種の「ソアレXR」の方をおすすめします。
できるだけ予算を抑えて2000番のリールを購入したい方はBBがおすすめです。
シマノ：ヴァンキッシュ（C2000S）
| 品番 | 自重 | 最大ドラグ力 | PE糸巻量 |
| C2000S | 145g | 3.0kg | 0.6号-150m 0.8号-110m |
シマノのスピニングリールでトップクラスに軽量な「23ヴァンキッシュ」は、多くのエギンガーから愛用されているモデルです。
中でも（品番：C2000S）は、PEラインの糸巻量が0.6号-150mとエギングに最適な糸の量を巻く事が可能です。最上位機種「22ステラ」にも搭載されている「インフィニティループ(密巻き)」が最大の目玉になっていて、2.5号のエギも遠くへキャストする事ができます。
ライバル機種であるダイワの最軽量モデル「23ルビアス」と同じ145gと、どちらも同等の高いスペックを誇ります。あとは自分の好みのメーカーやデザインで選んで良いレベルで、どちらも秋エギングに最適な2000番のリールといえます。
まとめ
いかがでしたでしょうか？
今回は2000番のスピニングリールがエギングでも使えるのか？と、2000番リールの特徴やおすすめ商品について解説してきました。
まとめると…
・2000番リールをエギングで使うメリットは2つ
① 軽い
② 疲労感の軽減
・2000番のリールを使う時の注意点
① ラインの糸巻量
② 秋以外はパワー不足
2000番のスピニングリールはアジングやメバリングなどのライトゲームでも流用できますし、ツツイカやヒイカを狙うライトエギングでも使用できます。
汎用性が高く流用しやすい番手なので、秋イカ専用で軽いリールが欲しい方や、ライトゲームにも興味がある方は、購入を検討してみてはいかがでしょう。
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