冬のエギングで釣れるコウイカは、肉厚で甘味のあるイカとして人気です。関東では「スミイカ」、西日本では「ハリイカ」とも呼ばれ、天ぷらや寿司ネタとして使用されています。
柔らかい食感を楽しめるよ!
そんなコウイカですが、釣れた後にどうやって捌くのか困ってしまう方も多いのではないでしょうか。「釣ったイカを簡単に処理したい!」と願うのはエギンガー共通だと思います。
そんなエギンガーの皆さんに朗報です!
簡単に処理できます!
今回紹介する『コウイカの捌き方』は、初心者からベテランまで誰でも簡単にコウイカを処理することができる方法です。怪我だけ注意すれば、子供でも捌くことができるので親子でエギングをする方にもおすすめ!
・コウイカの捌き方を知りたい
・料理は得意じゃない…
・処理が面倒って感じる
・短時間でコウイカを捌きたい
コウイカの捌き方を知りたい方はもちろん、料理が苦手な人にも参考になる記事となっています。慣れてしまえば5分もかからずに捌けるようになるので、ぜひ今回紹介するやり方で練習してくださいね!
【捌く前に…】3つの注意点
① 甲にあるトゲ
コウイカは別名「ハリイカ」と呼ばれ、石灰質の硬い甲の先端に『トゲのような突起物』があるイカです。そのためアオリイカと同じ感覚で捌くと怪我をする可能性があるので、気をつけましょう。
「フネ」とも呼ばれるね!
プラスチックみたいに半透明
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② アニサキスに注意
魚介類で注意したいの『アニサキス。』食中毒を引き起こす原因の寄生虫で、魚介類の内臓に寄生している可能性があります。ほぼ寄生していると言われるスルメイカに対し、コウイカは比較的アニサキスの寄生が少ない方です。
適切な対処をすれば、どんな魚介類も安全に食べることができるのでご安心を!ただ、もし『安全に食べる方法』や『見分け方』をご存知でなければ、こちらの記事を一度確認することをおすすめします。
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③ 水洗いはNG
コウイカは吐くイカスミの量が多いのが特徴のイカです。そのためを捌く際に、水で洗いたくなる衝動に何度も駆られると思います。
しかし、コウイカを美味しく食べたいのであれば、可能な限り水洗いをするのは避けましょう。なぜなら、コウイカは真水に触れると身が劣化してしまうからです。汚れはできるだけキッチンペーパーで汚れを拭き取ることをおすすめします。
旨み成分が外に出てしまうよ。
さすがに洗ってもOK!
『6つの部位』に処理しよう
スムーズに捌くことができるね
- 胴
- エンペラ(耳のヒレヒレ部分)
- ゲソ(足)
- クチバシ(口)
- 頭
- 臓器付近
今回は『簡単で分かりやすい捌き方』をご紹介しているので、捌くことに慣れてきたら他の捌き方に挑戦してみるのもアリですね!
チャレンジしてみよう!
コウイカの簡単な捌き方
準備物
コウイカを捌いていく前に、準備物をご紹介します。
- キッチンバサミ(包丁でもOK)
- まな板
- キッチンペーパー
それだけ!?と思った方も多いかもしれません。それほど、コウイカの捌き方は簡単なのです。基本的にキッチンバサミでチョキチョキ切るだけなので、子供でも簡単かつ安全に捌くことが可能です。
一気にハードルが下がったね!
手順
① 裏返して胴をカットする
まずはコウイカを裏返して、甲の部分がまな板側になるように置きます。そうしたら胴の中央をキッチンバサミで切っていきます。この時に内臓を切らないよう注意しましょう。
間違って墨袋を切ってしまうと、手やキッチンが大惨事になるので、慎重にカットすることをおすすめします。
② 胴からゲソ部分を取る
胴を開いたら、ゲソの部分を引き剥がします。胴を押さえてゲソ部分を引っ張ると簡単に外れます。残った汚れなどは一度キッチンペーパーで拭き取りましょう。
③ 甲を除去する
コウイカの項の部分は非常に硬く、先端には棘がついています。甲を取るときに怪我をしないよう注意してくださいね!
甲と皮の隙間に指を入れれば簡単に取り外すことができます。
④ エンペラ&皮から胴を引き剥がす
次にメインの胴部分を処理していきます。これは非常に簡単で、皮&エンペラから身の部分を剥がすだけです。エンペラと胴の間に指を入れて一気に引き剥がしましょう。
⑤ 胴の薄皮を除去する
コウイカの胴体の内側には薄い半透明の皮があります。この薄皮の処理は人や調理方法によって異なります。刺身で食べる場合は薄皮があるかないかでかなり食感が変わってきますし、加熱処理をするなら取らなくても気になりません。もし丁寧な作業をするなら徹底して薄皮を取りましょう。
あまり気にならない方は、「ほどほど」に取るくらいで問題ありません。
最も簡単な方法は、キッチンペーパーで身を軽く擦るとざっくりですが薄皮は除去できます。薄皮処理が苦手な方は、ぜひお試しください!
⑥ 皮からエンペラ部分を引き剥がす
薄皮はざっくりの処理で問題ありませんが、エンペラに付いている皮は別です。この部分は美味しくないので、基本的に引き剥がしてしまいます。
皮を押さえて、エンペラを引っ張れば簡単に引き剥がせます。
⑦ 点線部分でカット『頭』『ゲソ』『内臓付近』に分ける
ゲソ部分を処理していきます。写真のように点線部分をキッチンバサミでカットしましょう。内臓付近は内臓を取り、頭についている目も取りましょう。
⑧ ゲソからクチバシを取り外す
最後にゲソに付いているクチバシを取ります。クチバシは非常に硬く、ゲソに付いたまま食べると危ないので忘れずに取りましょう。
⑨ 処理完了!
あとは刺身で食べるもよし、様々なレシピをもとに料理するのもよしです!
まとめ
今回は、包丁を使わないコウイカの簡単な捌き方について紹介してきましたがいかがだったでしたでしょうか。
冬が旬のコウイカは、冬エギングで結構釣れたりするイカです。案外大量に釣れたりするので、捌くのが大変な思いをしてきた方も多いはず。
今回紹介したキッチンバサミを使った方法なら、コツいらずでコウイカ1杯をあっという間に捌くことができます。
ぜひ皆さんも釣ったコウイカを捌いて美味しくいただきましょう!
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