エギングメーカーといえば、「ダイワ」と「シマノ」を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
しかし、高品質なエギングロッドは他のメーカーからも販売されています。特に「がまかつ」から販売されている「ラグゼシリーズ」は評価の高いシリーズです。
そこで今回は、コアなエギングファンがいる”がまかつ”の『ラグゼシリーズ』のロッド全モデルを徹底解説していきます。
・ラグゼってどんなシリーズ？
・どんな特徴があるの？
ラグゼシリーズが気になっているけど、購入するのを迷っている！そんなあなたの参考になる記事となっています！
Gamakatsu（がまかつ）とは
がまかつ（Gamakatsu）は、日本を拠点とする釣具メーカーであり、釣り針を中心に幅広い釣り具製品を提供しています。
がまかつと言えば磯竿や鮎竿などのメーカーとして、長年に渡り評価が高いことで有名です。
中堅機〜ハイエンド機を中心に製品展開する超こだわり派メーカーで、熱烈的なファンが多く幅広い世代から支持される老舗です。
そんな”がまかつ”ですが、ルアーフィッシング ゲーム用ブランドとして発売されているのが『ラグゼ』シリーズ。
エギング意外にもバスやトラウト、タイラバなど様々なラインナップがあります。
がまかつのエギングロッド全シリーズ
がまかつがルアーロッド「luxxe（ラグゼ）」というブランドで展開されています。その中でエギング専用ロッドとして開発しているのが「EG」シリーズです。
がまかつのエギングロッドは次の2シリーズで展開されています。
| シリーズ | 販売価格 |
| ラグゼ EGRR（イージーダブルアール） | 36,500〜37,500円 |
| ラグゼ EGX（イージーエックス） | 47,500〜49,500円 |
どちらも中級者〜上級者向けのハイエンドモデルに設定されています。
ラグゼ全2種類の徹底解説
① ラグゼ EGRR（3万円台 後半）
「ラグゼ EGRR（イージーダブルアール）」は、やや価格を抑えたがまかつ製エギングロッドの普及用ロッドです。
とはいえ、がまかつブランドなので性能面と軽量化は他社のミドルクラスとは一線を画する仕様です。ブランクスに高弾性・高強度なカーボン素材「トレカT1100G」を採用し、軽さとパワーを両立しています。
軽量化したブランクは感度性能にも貢献していて、ボトム感知や荷重変化などの情報収集能力に長けています。ガイドはステンレスフレームに安心のSiC仕様なので、ラインへの負担を軽減してくれます。
また、全機種の自重が95g以下とかなり軽量化しています。
憧れのがまかつブランドを手に入れるのに丁度良い価格設定と、上位機種に迫る性能を持ち合わせた最高のロッドです。
搭載機能
リールシート固定のためのブッシング材を分割し、中空部を設けることで軽量化と感度性能を図った構造です。
TORAYCA(R) T1100G
東レ（株）が次世代航空宇宙向けに開発した、世界最高クラスの引張強度を誇る、高強度かつ高弾性化を図った炭素素材です。
NANOALLOY(R) (ナノアロイ(R))
複数のポリマーをナノメートルオーダーで微分散させることで、従来材料と比較して飛躍的な特性向上を発現させることができる、東レ社独自の革新的微細構造制御技術です。
ラインナップと基本スペック
| 品番 | 全長 | 自重 | エギサイズ | 継本数 |
| S82L-solid | 8.2ft | 83g | 1.5〜3号 | 2本 |
| S80ML-solid | 8.0ft | 85g | 1.8〜3.5号 | 2本 |
| S79M-solid | 7.9ft | 85g | 2〜3.5号 | 2本 |
| S82M | 8.2ft | 89g | 2〜3.5号 | 2本 |
| S86M | 8.6ft | 92g | 2〜3.5号 | 2本 |
| S86MH | 8.6ft | 95g | 2.5〜4号 | 2本 |
| S79MH+ | 7.9ft | 93g | 2.5〜4号 | 2本 |
② ラグゼ EGX（4万円台 後半）
「ラグゼ EGX（イージーエックス）」は、2020年に発売された最新機種で、がまかつ「ラグゼ」のハイエンドモデルです。
ブランクスに「トレカT1100G」を採用することで、高弾性・高強度で感度の高いロッドに仕上がっています。さらにリールシート部に中空構造「リザウンドグリップ」を採用し、さらに感度を高めることにこだわっています。
ガイドはチタンフレームとトルザイトリングを採用し、極上の振り抜けと軽量化を実現。
幅広いシチュエーションに対応するためチューブラーティップに加え、ソリッドティップモデルもラインナップ。
秋イカ狙いのロッドから、大型サイズのイカ用、シャロー狙いや春の藻場攻めなどに対応できるモデルなどラインナップが豊富なのも魅力です。
また、全機種の自重が91g以下とかなり軽量化しています。近年はエギングロッドの軽量化が進み、100gを切るロッドもどんどん追加されていますが、80g台のロッドはそんなに多くありません。
高級素材と最新技術を盛り込んだ「ラグゼ EGX（イージーエックス）」は、性能面と高級感を両立させたロッドでエギングを楽しみたい方や、こだわり抜いたロッドを使いたい方におすすめの機種です。
搭載機能
すべて軽量で感度に優れるチタンフレームSiCガイドを装着。ロッドトータルの軽量化により、振り抜けの鋭さと軽快な使用感を実現。モデルごとにブランクス本来の持ち味を引き出すガイドセッティングをしています。
ReSOUND GRIP
リールシート固定のためのブッシング材を分割し、中空部を設けることで軽量化と感度性能を図った構造です。
TORAYCA(R) T1100G
東レ（株）が次世代航空宇宙向けに開発した、世界最高クラスの引張強度を誇る、高強度かつ高弾性化を図った炭素素材です。
NANOALLOY(R) (ナノアロイ(R))
複数のポリマーをナノメートルオーダーで微分散させることで、従来材料と比較して飛躍的な特性向上を発現させることができる、東レ社独自の革新的微細構造制御技術です。
ラインナップと基本スペック
| 品番 | 全長 | 自重 | エギサイズ | 継本数 |
| S86ML | 8.6ft | 85g | 1.8～3.5号 | 2本 |
| S86ML-solid | 8.6ft | 85g | 1.8～3.5号 | 2本 |
| S86M | 8.6ft | 88g | 2～3.5号 | 2本 |
| S86M-solid | 8.6ft | 88g | 2～3.5号 | 2本 |
| S89M-solid | 8.9ft | 89g | 2～3.5号 | 2本 |
| S86MH | 8.6ft | 91g | 2.5～4号 | 2本 |
| S72ML-solid | 7.2ft | 84g | 1.8～3.5号 | 2本 |
| S89ML-solid | 8.9ft | 87g | 1.8～3.5号 | 2本 |
【2023年発売予定】新製品ラグゼ EGX ULTIMATE
2023年に登場予定となっている「ラグゼEG X Ultimate」。「ラグゼEGX」をさらにブラッシュアップしたエギングロッドの最高峰ロッドとして発売されます。
海中の情報をとにかく集めるロッドにするために、反響感度と荷重変化の察知能力をとことん追い込んでいるとのこと。その結果、大幅に軽量化し『86Ｍで69ｇ』という業界最軽量になる予定です。
軽さを求めての軽量化ではなく、絶対的感度を求めてムダを極力そぎ落とし、必要なモノを残していった結果、軽量化につながったといいます。
ラインナップは86ML、86Ｍ、82ML、77ML＋になる予定で、すべてハードタイプのソリッドティップを採用するとのことです。
発売されるのが楽しみですね！
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、がかまつのエギング専用ロッド『ラグゼ”EG”シリーズ』全2モデルを徹底解説してきました。
ラグゼ”EG”シリーズは、中級者から上級者をターゲットにしたこだわりロッドのラインナップとなっています。
根強い”がまかつファン”がいる理由がわかるような高性能なロッドに仕上がっているので、シマノやダイワと違ったロッドを使ってみたい方はぜひ試してみてください。
エギングをする上で欠かせないタックル（釣具）の中で、最もこだわる人が多いのが『ロッド（釣り竿）』。裏を返せば、各メーカーが様々なエギングロッドを販売しているということです。数あるエギングロッドの中から自分好みの製品を選べるのは嬉しいですが、[…]
