始めやすいジャンルだよね
そんな人気のルアーフィッシングであるエギングでは、『スピニングリール』が必須。しかし、エギングを始めたい初心者の方にとってリール選びは少しハードルが高いと感じていませんか?
そこで今回は、エギングに最適なスピニングリールの選び方を初心者向けに徹底解説していきます。さらに初心者・中級者・上級者の方向けのおすすめスピニングリールも厳選してご紹介しているので、入門者だけでなくステップアップ用の機種をお探しの中〜上級者の方も参考になる記事になっています。
・エギング用のリールを探している
・釣具屋の店員に聞くのが恥ずかしい
・エギングに必要なスペックが知りたい
・おすすめの商品はどれ?
エギングリールで釣果が変わる
基本的にエギングは次の6つのアイテムを揃えるだけで成立します。
- エギングロッド
- スピニングリール
- PEライン
- ショックリーダー
- スナップ
- エギ
全てのタックル(釣具)の価格はピンキリで、スピニングリールはダイソーなどの100円均一でも購入することも可能です。もちろん安いリールでもアオリイカを釣ることは出来ますが、『釣果を伸ばしたい・早く上達したい』のであれば、ある程度『エギングにマッチしたスペック』のあるリールを使用する必要がります。
今回はその最低ライン以上のスピニングリールを選んでいるので、自分の予算や釣りスタイルに合わせて選択してみてください。
釣猿 エギングを始めたいならYouTubeの 釣猿チャンネルを見よう!w 釣猿2号 いきなり宣伝やめてください。 身近なフィールドでアオリイカが狙えるエギングは、釣りの中でも特に人気のジャンルです。[…]
エギングリールの選び方
その中からエギングに適したスピニングリールを選ぶためには、次の6つのポイントに注目しましょう。少し分かりにくい部分もあるので、一つずつ丁寧に解説していきます!
① 番手
エギングでは、2500番〜3000番のリールが最適の番手と言われています。
その理由は3つ
- 糸巻量がベスト
- 内部ギアの強度
- リール本体の強度
エギングでリールに巻く釣り糸は『PEライン』と呼ばれる細い糸で、0.6〜0.8号の太さを使用するのが一般的です。
この糸をどれほど巻けるのかを『糸巻量』と言い、2500番〜3000番のスピニングリールは、エギングに適した太さのPEラインを150〜200m巻くことができます。季節やタックルセッティングによっては、他の番手も使うことがあありますが、オールシーズン使うならば2500番〜3000番がベストです。
ダイワ・シマノ番手比較表 | |||
おすすめ | スプール径 | ダイワ(LT) | シマノ |
◎ | φ45 | LT2500 | ー |
◎ | φ46.5 | ー | 2500/3000/C300 |
○ | φ48 | LT3000 | ー |
△ | φ54 | LT5000 | C5000 |
② ギア比
つまり、ギア比が高いリール(ハイギアモデル)ほどハンドル1回転分の巻き取り量が増えるのです。
エギングでは、どちらのギアでも問題ありませんが、初心者の方は扱いやすい「ノーマルギアのリール」を選ぶことをおすすめします。
エギングをする上で絶対必要なタックルである『リール』。皆さんも購入前『どのギア比にするのか』で迷うのではないでしょうか。 釣猿 ノーマルギア…いやハイギアか… 釣猿2号 ハイギアが良いっていう人もいれば、[…]
③ スプールタイプ
スプールには溝の深さで『浅型』と『深型』2種類に分類されます。基本的に使用する釣り糸の太さでどちらにするのかを選択します。
エギングでは比較的細い糸(PEライン)を使用するので『浅型』を選択しましょう。もし『深型』を選択してしまうと、数ミリ分をナイロンラインで下巻きをし、かさ増しする必要があるのでおすすめしません。
『下巻き不要モデル』だ!
④ ハンドル
ハンドルの個数が1個の『シングルハンドル』と2個の『ダブルハンドル』の2種類のうち「エギングにはどっちが良いの?」…と不安に思うかもしれません。
結論から言うと、どちらでも問題ないですし『完全に個人の好み・こだわり』のようなものです。細かい話をすれば、それぞれメリットとデメリットがあるので選ぶ際の参考にしてください。
- シングルハンドル
- メリット
自重が軽い
価格が安い
デメリット
ハンドルが勝手に回る
(エギのフォールが安定しない)
- ダブルハンドル
- メリット
ハンドルが勝手に回転しない
エギのアクションが安定する
ラインのコントロールがしやすい
デメリット
自重が重くなる
価格が若干高くなる
エギングで特に値段のかかるタックルと言えばリールとロッドですよね。 どちらもピンキリで、お手頃価格のものから目が飛び出すような高い商品まで様々です。 釣猿 その分リールやロッドにはその人の個性がみてとれるよね! […]
⑤ 軽さ
エギングの基本動作は「シャクリ」。そのため使用するタックルはできる限り軽い方が有利です。
リールの軽さはアオリイカの繊細なアタリを察知する感度にも繋がる重要な要素です。しかし軽いリールほど値段も高くなる傾向にあります。
⑥ 巻き心地
こだわる方は『巻き心地』にも注目しましょう。
巻き心地の良いリールは釣りを快適にする効果があります。特に長時間釣行後の疲労感や満足感が大きく変わってきます。とは言えあくまで『こだわりポイント』なので、初心者の方は気にしなくて問題ありません。
中上級者以上の方で巻き後ことの良いリールが欲しい方は『ベアリングが多いリール』を選びましょう。
【番外】リールの汎用性
スピニングリールには、『エギング専用に開発されたリール』と『汎用型リール』の2種類があります。
エギングではどちらを使用しても問題ありません。同じリールで色々な釣りを楽しみたい方は『汎用型リール』を。エギング専用にチューニングされたモデルでより快適に釣りを楽しみたい方は『エギング専用に開発されたリール』を選んではいかがでしょう。
エギングリールよくあるQ&A
- エギングのリールはどの番手がベスト?
-
2500番か3000番を選びましょう
- 番手の『C』ってどう言う意味?
- 『C=コンパクトボディ』と言う意味です。ボディサイズのみ番手より1サイズ小さい事を表します。(例:C3000の場合、スプールサイズは3000番でボディのみコンパクトサイズ(2500番)になる)
- PEラインの太さが知りたいです
-
エギングでは0.4〜1号までを使用します。初心者は0.8がおすすめです。
- ダイワとシマノどちらが良いですか?
-
商品によります。どちらも長年の信頼と実績から多くのプロアングラーからも愛用されているブランドなので、自分の釣りスタイルや好みのデザインにマッチしたメーカーを選びましょう。見た目などのデザイン性で選んでもOKです。
- DAIWAの特徴は?
-
ダイワは『各機能のバランスが取れている+革新的な技術』が特徴のメーカーです
- SHIMANOの特徴は?
-
シマノは『リールの心臓部であるギアの技術』が突出しているメーカーです。
- ロッドとリールを違うメーカーにしても大丈夫?
-
問題ありません。しかし、バランスや性能を100%発揮したいのであれば、同じメーカーにするべきです。(例:ロッドとリール共に《ShimanoセフィアXR》に揃える)
- リールの部品の呼び方がわかりません
エギングリールおすすめ17選
このランキングはAmazon・楽天などの評価を加味し釣猿独自でランキング付けをしています。ぜひご自身の求めている性能や予算に合ったリールをぜひ見つけてください!
《初心者向け》から選ぶ
おすすめ No.1
【DAIWA(ダイワ)】レガリス
エントリーモデルの中で一番コスパ最強
2023にモデルチェンジした「23レガリス」は、ダイワから発売されていた汎用スピニングリールです。
新型のレガリスには今まで上位機種にしか搭載されていなかった『エアドライブデザイン』と呼ばれるダイワ独自の技術が初めてエントリーモデルに搭載されました。
1万円台で最新技術の詰まった性能を持つリールが使えると言う事で、発売された2023年では多くのアングラーがこぞって購入した人気のリールです。
エギングをスタートするにあたり、どのリールにするか悩んでいる方は、迷わず「23レガリス」を選びましょう。ちなみに品番はエギング専用にセッティングされている(LT2500S-DH)がおすすめですよ!
エギングにおすすめの品番
品番 | ギア | スプール | ハンドル | 自重 |
LT2500S-DH | ノーマル | シャロー | ダブル | 200g |
【Shimano(シマノ)】セフィアBB(1万円 前半)
Shimanoエギング専用ブランド
『セフィア』シリーズの入門機
シマノのエギング専用ブランド「セフィア」のエントリーモデル「BB」2022年にフルモデルチェンジした機種です。
旧モデルに比べ10〜15g程度軽くなっています。上位機種でも評価の高い機構も搭載されていて、エントリーモデルの中ではかなり評価の高いリールです。エギングに最適なダブルハンドルの採用やシャロースプールの搭載(糸巻き量『0.6号:200m、0.8号:150m』)など、エギング専用設計なので購入して失敗することはまずありません。
エギングロッドのエントリーモデル「セフィアBB」との相性も抜群に良いので、エギングを始める時のセットとして両方購入する人も多いです。
エギングにおすすめの品番
品番 | ギア | スプール | ハンドル | 自重 |
C3000S | ノーマル | シャロー | シングル | 225g |
C3000SHG | ハイギア | シャロー | シングル | 225g |
C3000SDH | ノーマル | シャロー | ダブル | 235g |
C3000SDHHG | ハイギア | シャロー | ダブル | 235g |
【Daiawa(ダイワ)】エメラルダスLT(1万円 前半)
Daiwaエギング専用ブランド
『エメラルダス』シリーズの入門機
2019年に発売されたエギング専用ブランドのエントリーモデルが「エメラルダスLT」です。LTとはダイワ小型スピニングリールの新基準『LTコンセプト(軽量&タフコンセプト)』を搭載したモデルを意味します。
ダイワ独自の防水・防塵技術である「MAGSEALED(マグシールド)」が搭載されていたり、大幅な軽量化を可能にした「AIR ROTOR(エアローター)」などダイワの様々なテクノロジーが盛り込まれています。実売価格は12,000円前後で非常にコストパフォーマンスの高いリールとなっています。
2019年に発売されたモデルということもあり、セフィアBBと比べると自重が重かったり、性能面でも劣ってしまいます。デザインだけでなく性能も重視したい方は、別のリールを選ぶ事をおすすめします。
エギングにおすすめの品番
品番 | ギア | スプール | ハンドル | 自重 |
2500S-DH | ノーマル | シャロー | ダブル | 240g |
2500S-H-DH | ハイギア | シャロー | ダブル | 240g |
3000S-C-DH | ノーマル | シャロー | ダブル | 245g |
3000S-CH-DH | ハイギア | シャロー | ダブル | 245g |
【Shimano(シマノ)】アルテグラ
ハイレベルな1万円台のリール
2021年にフルモデルチェンジした「21アルテグラ」は、その年の商品の中でもかなりの話題になったスピニングリールです。
ハイエンドモデルのステラにも搭載されている「マイクロモジュールギアⅡ」が搭載されたことで、音鳴りの低減、軽い滑らかな巻きが可能になりました。また、ボディには高剛性かつ軽量なカーボン素材「CI4+」を採用したことで、ボディ剛性を確保しつつ、旧モデルで不評だった重量が大幅に軽くなっています。
さらに、まったく継ぎ目のない一体成型のベール「ワンピースベール」が搭載され、見た目が美しいだけでなくライントラブル(ラインの引っ掛かりや高切れ)を防いでくれます。
エギングにおすすめの品番
品番 | ギア | スプール | ハンドル | 自重 |
2500 | ノーマル | ノーマル | シングル | 225g |
2500SHG | ハイギア | シャロー | シングル | 220g |
C3000 | ノーマル | ノーマル | シングル | 225g |
C3000HG | ハイギア | ノーマル | シングル | 225g |
《低予算》から選ぶ
おすすめNo.1
【Shimano(シマノ)】サハラ
予算を可能な限り抑えたい方向け
2022年にフルモデルチェンジした「22サハラ」は、実売価格7,000円を切る汎用型のエントリーモデルです。
シマノの低価格帯モデルとして人気のサハラ。低価格帯モデルのリールには珍しい「ネジ込み式ハンドル」が採用されています。「ネジ込み式ハンドル」はガタつきや緩みが軽減されて巻き上げ力や巻き心地、剛性がアップするなど上位機種では必ず搭載されている機構です。
1万円以下で購入できる低価格リールの中ではダントツでおすすめのモデルです。
エギングにおすすめの品番
品番 | ギア | スプール |
ハンドル | 自重 |
2500 | ノーマル | ノーマル | シングル | 240g |
2500SHG | ハイギア | シャロー | シングル | 240g |
C3000 | ノーマル | ノーマル | シングル | 240g |
C3000DH | ノーマル | ノーマル | ダブル | 265g |
C3000HG | ハイギア | ノーマル | シングル | 240g |
《コスパ最強》から選ぶ
おすすめNo.1
【Daiawa(ダイワ)】エメラルダスRX
今一番アツい『コスパ最強』モデル
「エメラルダスMX」の後継機として登場した「エメラルダスRX」は2023年7月に発売された新しいモデルです。
一番の魅力は、なんといっても「エアドライブデザイン」を採用している点にあります。
スペック的にはほぼカルディアですが、エアドライブローターが搭載されているので巻き出しが軽く、惰性で回りにくいです。またハンドルノブの形状が秀逸で、握りやすい、つまみやすいとストレスなく釣りを楽しめます。「エアリティ買えないけど新型ローター使いたい!」という方におすすめの機種です。
エギングにおすすめの品番
品番 | ギア | スプール | ハンドル | 自重 |
FC LT2500S | ノーマル | シャロー | シングル | 175g |
FC LT2500S-H-DH | ハイギア | シャロー | ダブル | 195g |
LT2500 | ノーマル | ノーマル | シングル | 190g |
LT2500-XH-DH | エクストラ ハイギア |
ノーマル | ダブル | 205g |
【Shimano(シマノ)】セフィアSS
ちょうど良い価格・性能・デザインのリール
セフィアシリーズのミドルクラス(中間)に位置するスピニングリールです。
2023年にモデルチェンジした本機種は、前モデルと比べ20gも軽量になっただけでなく、防水性能の向上や巻き心地がよりなめらかに進化しました。
素材もステンレスからチタンに(スプールリング部分)なっているなど、セフィアシリーズの最高峰「セフィアXR」に迫る勢いです。価格もちょうど良く、コストパフォーマンスの高さが目立つリールとなっています。黒とワインレッドのグラデーションが綺麗に混ざり合っているデザインは、チープで派手な雰囲気は一切ありません。見た目も重視したい方にもおすすめの機種になります。
エギングにおすすめの品番
品番 | ギア | スプール | ハンドル | 自重 |
C3000S | ノーマル | シャロー | シングル | 190g |
C3000SHG | ハイギア | シャロー | シングル | 190g |
C3000SDH | ノーマル | シャロー | ダブル | 200g |
C3000SDHHG | ハイギア | シャロー | ダブル | 200g |
【Shimano(シマノ)】セフィアXR
セフィアシリーズの最高峰
「セフィアCI4+」の後継モデルとして2021年に登場した「セフィアXR」はエギング専用リールのハイエンドモデルです。
セフィアシリーズの最上位機種として相応しく、最新の技術が多数搭載されています。旧モデルにあたるのはセフィアCI4+より自重が10gも軽量化していて、全体的に機能がアップしています。この性能で2万円台で購入できるのはかなりコスパが良いです。
エギングにおすすめの品番
品番 | ギア | スプール | ハンドル | 自重 |
C3000S | ノーマル | シャロー | シングル | 175g |
C3000SHG | ハイギア | シャロー | シングル | 175g |
C3000SDH | ノーマル | シャロー | ダブル | 185g |
C3000SDHHG | ハイギア | シャロー | ダブ | 185g |
《軽さ・感度》から選ぶ
おすすめNo.1
【Daiawa(ダイワ)】エアリティ
最軽量モデル!後悔なしの最強リール
2023年に発売され話題となった「23エアリティ」。性能が「22イグジスト」とほとんど同じなのに自重は軽いという非の打ち所がない最高のリールです。
23エアリティの使用感や快適性に影響を与えているのがダイワ話題の新技術「エアドライブデザイン」。このによってリーリングした時の慣性が小さくなっています。23エアリティはフルメタルボディですが、マグネシウム素材を採用しているので、軽量化と剛性のバランスが取れており全てにおいて妥協していません。巻き心地も安定感があり、文句なしの超おすすめリールです。
エギングにおすすめの品番
品番 | ギア | スプール | ハンドル | 自重 |
LT2500S | ノーマル | シャロー | シングル | 150g |
LT2500S-DH | ノーマル | シャロー | ダブル | 165g |
PC LT2500 | ノーマル | ノーマル | シングル | 165g |
PC LT2500-H | ハイギア | ノーマル | シングル | 165g |
LT3000-H | ハイギア | ノーマル | シングル | 175g |
【Shimano(シマノ)】ヴァンキッシュ
シマノの軽量重視モデルの最高峰
シマノの軽さを追求したモデルを『クイックレスポンスシリーズ』と言います。そのシリーズの頂点に位置するのが「ヴァンキッシュ」です。
2023年に待望のフルモデルチェンジをし、前年に発売された最上位機種ステラに搭載されている最新技術を全て盛り込んでいます。
賛否両論ある「インフィニティループ(密巻き)」は、スプールの上下運動を超低速化する事で糸を密に巻き取り綺麗に放出できる機能です。キャスト時の飛距離が伸びる効果があります。従来設計と比べ耐久性を2倍に向上させた「インフィニティクロス」や、高負荷時でもパワフルな巻き上げを可能にする「インフィニティドライブ」などの最新技術には脱帽。
飛距離を伸ばしやすく、巻き取りは滑らかでエギをスムーズに回収できる。まさにエギングに最適なリールと言って間違い無いでしょう!
- ステラと何が違うの?
-
一番の違いはコンセプトにあります。ステラは全て金属製の『剛性重視』のリールに対し、ヴェンキッシュは『軽量』をコンセプトにしています。
- ヴァンキッシュとステラどっちが良い?
-
『軽量重視』の人はヴァンキッシュ、『剛性重視』の人はステラがおすすめです。エギングでは軽さを求める人が多いのでヴァンキッシュが人気です。
エギングにおすすめの品番
品番 | ギア | スプール | ハンドル | 自重 |
2500S | ノーマル | シャロー | シングル | 165g |
2500SHG | ハイギア | シャロー | シングル | 165g |
C3000SDH | ノーマル | シャロー | ダブル | 175g |
C3000SDHHG | ハイギア | シャロー | ダブル | 175g |
【Daiawa(ダイワ)】エメラルダスエア
エメラルダスシリーズの
ハイエンドモデル
エギング専用リールの中では自重、剛性、感度全てにおいて高いスペックを誇るハイエンドモデル。それが「21エメラルダス」です。
ベースモデルの「20ルビアス」の基本性能に加え、ベアリングの追加、ラインローラーのマグシールド化、エメラルダスカラーのデザイン変更など、エギング専用にカスタマイズされたモデルです。そのため基本スペックはほとんど「20ルビアス」と同じです。自重はエギング専用リールの中でも最高峰の軽さを誇ります。3万円台で上位機種に迫る性能なので、コストパフォーマンスもかなり高い機種です。
エギングにおすすめの品番
品番 | ギア比 分類 |
スプール タイプ |
ハンドル | 自重 |
FC LT2500S | ノーマル | シャロー | シングル | 160g |
FC LT2500S-DH | ノーマル | シャロー | ダブル | 175g |
LT2500-XH | エクストラ ハイギア |
ノーマル | シングル | 180g |
LT2500-DH | ノーマル | ノーマル | ダブル | 195g |
【Shimano(シマノ)】ヴァンフォード
軽量特化のミドルクラスリール
「16ストラディックCI4+」の後継モデルとして2020年に登場した「20ヴァンフォード」。
軽さがウリのミドルクラスの汎用リールです。ボディやローターには高剛性かつ軽量なカーボン素材「CI4+」を採用。「ロングストロークスプール」が搭載された事で、従来のスプールよりも飛距離が伸びるとされています。汎用型のリールなのでエギングだけでなくアジング、バス釣り、シーバス、トラウト、ショアジギングなどでも使用可能。この軽さは間違いなく大きな武器となります。
エギングにおすすめの品番
品番 | ギア | スプール | ハンドル | 自重 |
2500S | ノーマル | シャロー | シングル | 175g |
2500SHG | ハイギア | シャロー | シングル | 175g |
C3000 | ノーマル | シャロー | シングル | 180g |
C3000SDH | ノーマル | シャロー | ダブル | 180g |
C3000HG | ハイギア | シャロー | シングル | 180g |
《剛性・強度》から選ぶ
おすすめNo.1
【Daiawa(ダイワ)】セルテート
エギング&剛性といえばこのリール
価格以上の満足感のある頑丈モデル
2024年に待望のモデルチェンジした「24セルテート」。
「エアドライブデザイン」を採用したフルメタルボディの頑丈リールです。前回の19セルテートも良いリールでしたが、その性能を全体的に10%向上させた感じ。エアドライブデザインによる性能や細かな部分の質感の向上により更に上質なリールになっています。
同時期に発売されたShimanoの24ツインパワーと比較されてるが、セルテートは低慣性ローターでストップ&ゴーが軽いリールです。そのため、エギングなど巻きの軽さを重視する釣りとの相性はセルテートの方がいいです。
- 24ツインパワーとの違いは?
-
24ツインパワーは高慣性ローターを採用した『巻いてる時が軽い』リールです。24セルテートは低慣性ローターを採用した『巻き始めが軽い』リールです。
エギングにおすすめの品番
品番 | ギア | スプール | ハンドル | 自重 |
FC LT2500S | ノーマル | シャロー | シングル | 175g |
FC LT2500S-DH | ノーマル | シャロー | ダブル | 180g |
【Shimano(シマノ)】ステラ
シマノの剛性重視モデルの最高峰
いわずと知れたシマノ製スピニングリールの最高峰『ステラ』。2022年に待望のモデルチェンジによって大きな話題となりました。
ステラの最大の特徴は、シマノ製汎用スピニングリールでは唯一となる、『オール金属製ボディ』を採用していることです。ボディは軽量かつ高強度なマグネシウム合金を使用し、ローターはC2500番以下の番手はマグネシウム合金、2500番以上の番手はアルミ合金が採用されています。負荷がかかった時の変形量が少ないので、安定した巻き上げが可能です。
そして、ラインローラー周りに新しく追加された「アンチツイストフィン」は、弾力のあるプラスチック製フィンがラインのたるみを抑え、スプールの下部にラインが脱落する現象を軽減します。キャスト後やシャクリ後の糸フケが多く出る場面で役立つ機能です。
22ステラ目玉の「インフィニティループ」は、過去モデル(ミレニアムステラ・01ステラ・04ステラ)が搭載していた技術で、ラインがスプールへ密にラインが巻き取られます。賛否両論ありますが、上級者であれば普通に使っていればそう簡単にトラブルは起きません。
強度とかっこよさで選ぶなら、ステラに適うリールはありません。
エギングにおすすめの品番
品番 | ギア比 分類 |
スプール タイプ |
ハンドル | 自重 |
2500S | ノーマル | シャロー | シングル | 205g |
2500SHG | ハイギア | シャロー | シングル | 205g |
C3000SDH | ノーマル | シャロー | ダブル | 220g |
C3000SDHHG | ハイギア | シャロー | ダブル | 220g |
【Daiawa(ダイワ)】イグジスト
強度と軽さを両立させる最強リール
2022年にモデルチェンジしたダイワの汎用スピニングリール最高峰「22イグジスト」。
「エアドライブデザイン(低慣性化)」が搭載された初めてのリールで、惰性で回り続けることなく「ピタッと止まる」操作感の良さはエギングでの相性抜群です。重量感・剛性・巻き心地・ドラグ性能・ラインローラー全てにおいて他のリールとは一線を画す仕上がりとなっています。
自重は170gあたりとステラに比べると圧倒的に軽いので、『剛性・軽量化』を求めるのであればイグジストを選ぶのが良いでしょう。
エギングにおすすめの品番
品番 | ギア | スプール | ハンドル | 自重 |
LT2500S | ノーマル | シャロー | シングル | 160g |
LT2500S-H | ハイギア | シャロー | シングル | 160g |
LT2500S-XH | エクストラ ハイギア |
シャロー | シングル | 160g |
LT2500S-DH | ノーマル | シャロー | ダブル | 170g |
PC LT2500 | ノーマル | ノーマル | シングル | 175g |
LT3000S | ノーマル | ノーマル | シングル | 180g |
【Shimano(シマノ)】ストラディック
剛性と価格のバランスをとるならこれ
密巻き不採用の唯一のモデル
2023年にモデルチェンジしたした「23ストラディック」は、軽さはそこそこに『剛性感』を意識して作られたリールになります。
スペックは上級機種に非常に似ていて、基本性能としてはかなり高くて使いやすいのが特徴です。とにかく剛性に全振りのリールなので、その分軽さが犠牲になっている感があります。ただ、重いので慣性の力が働き巻き心地はかなり良いのです。
2021年以降発売のリールでは唯一密巻き機構(インフィニティループ)を搭載していないモデルなので、重宝しているアングラーもいます。
エギングにおすすめの品番
品番 | ギア | スプール | ハンドル | 自重 |
2500S | ノーマル | シャロー | シングル | 220g |
2500SHG | ハイギア | シャロー | シングル | 220g |
C3000 | ノーマル | ノーマル | シングル | 225g |
C3000HG | ハイギア | ノーマル | シングル | 225g |
【Shimano(シマノ)】ナスキー
入門機でも性能を求めたい方に
入門向けシリーズとして2021年に発売された「21ナスキー」。剛性の高いリールの中では最も安い機種になります。ここがすごい!と感じる点は正直ありません。『とにかく安くて強い』リールが欲しい方におすすめです。
エギングにおすすめの品番
品番 | ギア | スプール | ハンドル | 自重 |
2500 | ノーマル | ノーマル | シングル | 240g |
2500SHG | ハイギア | シャロー | シングル | 240g |
2500HG | ハイギア | ノーマル | シングル | 240g |
C3000 | ノーマル | ノーマル | シングル | 240g |
C3000DH | ノーマル | ノーマル | ダブル | 270g |
C3000HG | ハイギア | ノーマル | シングル | 240g |
《釣猿愛用機種》から選ぶ
チーム釣猿メンバーがエギングで使用しているリールです。普段から使い慣れているモデルなので、全力でおすすめできます!
釣猿【Daiawa(ダイワ)】23エアリティ
番手:LT2500S-DH
釣猿2号【Daiawa(ダイワ)】エメラルダスエア
番手:FC LT2500S
K君【Shimano(シマノ)】ヴァンキッシュ
番手:C3000SDH
まとめ|エギングをもっと楽しもう!
今回はエギングで使用するスピニングリールの選び方と、おすすめの商品について解説してきましたがいかがでしたでしょうか。
エギングでは使う道具の仕様が少し違うだけで、快適さや楽しさが変わってきます。まずは基本性能(番手・ギア比・スプール)を押さえ、こだわるところは予算に合わせてとことんこだわりましょう。エギングのタックル選びの基準はありますが、”これが正解”というものはありません。つまり、自分の釣りスタイルを見つけそれに合わせて選ぶのがベストです。
- どうやったら今より楽しめるか?
- イカの釣果を伸ばせるか?
- 「タックルバランスは?
…などを考えながらリールを選ぶといいでしょう。そうやって悩みに悩んで選んだ道具には愛着も湧いてきます。ぜひ皆さんも自分に合ったスピニングリールを見つけて、もっともっとエギングを楽しみましょう!
釣猿 釣行後にリールって洗ってる? 釣猿2号 たまにかな…笑 釣りに欠かせないタックルの一つ『スピニングリール』。海で釣りをする場合、どうしても道具に海水がかかってしまうので、片付けやメンテナンスを怠[…]
釣りで使用するタックルはどれも高額なものばかりで、中には桁違いに高い商品もありますよね。 釣猿 ロッドやリールは特にピンキリだね! 釣猿2号 50万するリールなんかも存在するよw どんなタックルでも[…]