日本を代表する釣具メーカーDAIWA(ダイワ)から販売されていつアジング専用ロッド『月下美人』シリーズ。多くのアジンガーから愛用されている大人気のブランドです。
そこで今回は、アジング愛好家のアングラーからも高い評価を得ているシリーズ『月下美人シリーズ』のロッド全5モデルを徹底解説していきます。
・月下美人ってどんなシリーズ?
・ランク別の特徴が知りたい!
・どのグレードの月下美人を買うか迷っている!
月下美人シリーズが気になっているけど、購入するのを迷っている!そんなあなたの参考になり記事となっています!
DAIWA(ダイワ)とは
ダイワ(Daiwa)は、日本を拠点とする世界的な釣具メーカーであり、釣り具業界で高い評価を受けている会社です。1955年に創業され、現在では幅広い種類の釣り具製品を提供しています。
ダイワは、リール、ロッド、ライン、ルアーなどの釣り具を中心に製造・販売しており、さまざまな釣りスタイルや魚種に対応する製品を展開しています。また、ダイワは幅広い釣りスタイルに対応する製品を展開しており、釣りのジャンルによってさまざまなシリーズがあります。
・エギング=エメラルダス
・ショアジギング=ソルティが
・シーバス=モアザン など
プロのアングラーとの協力や技術の研究開発に力を入れており、常に最新の釣り技術とトレンドに合わせた製品を提供しています。ダイワの製品は高品質で知られており、革新的な技術や耐久性に優れた性能を備えています。
独自の製品開発施設と技術チームを持ち、製品の設計・開発・製造において高い品質基準を守っています。
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月下美人のグレード
ダイワがアジング専用ロッドとして開発しているシリーズが「月下美人」です。
月下美人シリーズの中には入門向けのエントリーモデルから、上級者向けのハイエンドモデルまでさまざまです。現在、月下美人のグレードは7つ存在します。
コンセプト | グレード | 販売価格 |
エントリーモデル | 20月下美人アジング | 15,500~18,000円 |
ミドルクラス | 21月下美人 MX アジング | 26,900~33,400円 |
21月下美人 MX モバイル | 35,300~39,300円 | |
ハイエンドモデル | 19月下美人 AIR AGS アジング | 42,000~46,500円 |
22月下美人 EX | 66,000~69,000円 |
入門・初心者向けのエントリーモデルは1万円台からスタートし、こだわりの強い上級者向けのハイエンドモデルは6万円台とかなり高額です。実際、Amazonや店舗ではもう少し値段が安く販売されています。
初心者からベテランまで幅広いアングラーに対応したラインナップとなっています。
『安かろう悪かろう』は古い!
よく思われがちなのが「安かろう悪かろう」という値段が安いから品質が悪いだろうという考え方です。確かに以前の安いロッドはその傾向が強かったですが、近年はそういう訳でもありません。
エントリーモデルと言われる価格の安いロッド(1万円前後)でも、上位機種に使用されている技術やパーツを採用している製品はたくさん存在します。ベテランアングラーも1万円台のエントリーモデルのロッドを愛用しているケースもたくさんあるので、一概に「安いから品筆が悪い!」と決めつけるのはナンセンスです。
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アジングロッドを選ぶ基本
アジングロッドの選び方を全く考えずに選択すると、アジングの上達は難しいです。
ロッド選びに失敗しないためには6つのポイントに注意する必要があります。
① ロッドの長さ
② ロッドの重さ(自重)
③ 扱えるルアーの重さ(ルアーウェイト)
④ 穂先の種類(ティップ)
⑤ 継本数
⑥ 価格
詳しい解説は別の記事で説明しているので、ぜひそちらを参考にしてください!
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【グレード別】月下美人 徹底解説!
月下美人アジング(1万円台 前半)
「月下美人」シリーズの入門機である「月下美人 アジング」は、初心者やアジングを始めてみたい方にぴったりのロッドです。
自重の軽さは入門機とは思えないほど軽量で、コストパフォーマンスに優れたクオリティの高いモデルです。その秘密は上位機種にも使用されている「HVFブランク」。軽量ブランクを搭載した事でエントリーモデルを超えた軽さと感度を実現しています。
トップガイドは耐摩擦性に優れた「SiCガイド」を使用。上位モデルのデザインをもとに設計されたグリップは、ブランクタッチしやすい形状で高い操作性と感度を向上させてくれます。
ちなみに月下美人シリーズではありませんが、ダイワから販売されている下位機種のアジングロッド「ajing X」の自重は、「月下美人 アジング」の2倍あります。「月下美人 アジング」が入門機 以上の性能である事がよくわかります。
・予算をかけずにアジングロッドを購入したい
・軽いアジングロッドが欲しい
・子供用や初心者への貸し出し用に1本欲しい
ラインナップと基本スペック
品番 | 全長 | 自重 | ルアーウェイト | ティップ | 継本数 |
55UL-S | 5.5ft | 55g | 0.3~5g | ソリッド | 2本 |
510UL-S | 5,10ft | 57g | 0.3~5g | ソリッド | 2本 |
510UL-S | 5,10ft | 63g | 0.3~8g | ソリッド | 2本 |
78ML-S | 7.8ft | 81g | 2~15g | ソリッド | 2本 |
80ML-T | 8.0ft | 85g | 2~15g | チューブラ | 2本 |
月下美人 MX アジング(2万円台 前半)
月下美人の中堅を担うミドルクラスのグレードが「月下美人MXアジング」です。
初心者からステップアップ用のロッドとして最適で、下位機種の「月下美人アジング」と比較してさらに性能がブラッシュアップされています。
一番の特徴は、ソリッドティップのアイテムに「高弾性ソリッド」を搭載している点で、感度の向上と味を安定して浮かせる事ができる力が備わった事です。ジグ単アジング・メバリングであれば、「月下美人MXアジング」あれば1本で対応が可能なロッドです。
2万円前半の中級グレードですが、その感度と操作性の高さから、魚を掛ける楽しさやライトゲームの楽しさを教えてくれる、そんなロッドに仕上がっています。
・アジングの楽しさをもっと知りたい
・サブ機や予備のロッドが欲しい
ラインナップと基本スペック
品番 | 全長 | 自重 | ルアーウェイト | ティップ | 継本数 |
55XUL-S・N | 5.5ft | 46g | 0.3~3g | ソリッド | 2本 |
510UL-S・N | 5,10ft | 50g | 0.3~5g | ソリッド | 2本 |
64L-S・N | 6.4ft | 55g | 0.5~8g | ソリッド | 2本 |
65L-T・N | 6.5ft | 55g | 0.5~8g | チューブラ | 2本 |
710ML-S・N | 7.10ft | 70g | 1.5~10g | ソリッド | 2本 |
月下美人 MX モバイル(3万円台 後半)
月下美人シリーズ唯一のパックロッドで、アジングだけでなくメバリングにも対応した5ピースロッドです。
性能は「月下美人MX」をそのままに、持ち運びがしやすいよう5本継ぎのパックロッドに仕上げています。仕舞寸法わずか約50cmのため、大きめのバッグなら収納が可能です。バスや電車移動だけでなく、飛行機での遠征にも便利な長さなので、遠征しての釣行が好きな方には最適のアジングロッドです。
アジングだけでなくメバリングやトラウトとしても使えるので、マルチに釣りを楽しみたい方にもぴったりです。
パックロッドなので重量は少し重たくはなりますが、比較的軽量で1ピースロッドと変わらないレベルの高感度や強度も持ち合わせているというのが「月下美人MXモバイル」の大きな魅力です。
・性能のいいパックロッドが欲しい
・かっこいいいロッドが欲しい
ラインナップと基本スペック
品番 | 全長 | 自重 | ルアーウェイト | ティップ | 継本数 |
610L-S-5 | 6.10ft | 67g | 0.5~8g | ソリッド | 5本 |
72UL-S-5 | 7.2ft | 70g | 0.3~5g | ソリッド | 5本 |
76ML-T-5 | 7.6ft | 77g | 1.5~10g | チューブラ | 5本 |
月下美人 AIR AGS アジング(3万円 後半)
シリーズの中で準ハイエンドモデルという位置付けの「月下美人 AIR AGS アジング」。
ダイワ製ロッドの上位グレードでは定番化しているカーボンガイド「AGS(エアガイドシステム)」を採用しているので、とにかく軽いの一言!ダイワ史上最も軽いアジングロッドです。
ブランクスは、ピンとした張りがあり扱いやすいのも特徴です。
コスパを考えると「月下美人MX」が良いが、『軽さ重視』『キャストやロッドアクションの快適性』『高負荷時の曲がり込み』は「月下美人 AIR AGS アジング」の方に軍配があがります。
・更にステップアップしていきたい
・とにかく軽いロッドが欲しい
・性能のいいロッドでアジングがしたい
ラインナップと基本スペック
品番 | 全長 | 自重 | ルアーウェイト | ティップ | 継本数 |
510UL-S | 5.10ft | 50g | 0.3~5g | ソリッド | 2本 |
65L-S | 6.5ft | 56g | 0.3~8g | ソリッド | 2本 |
68L-T | 6.8ft | 56g | 0.3~8g | チューブラ | 2本 |
79L/M-S | 7.9ft | 74g | 1.5~10g | ソリッド | 2本 |
710L/M-T | 7.10ft | 74g | 1.5~10g | チューブラ | 2本 |
81M-T | 8.1ft | 76g | 2~15g | チューブラ | 2本 |
月下美人 EX(5万円 前半)
2022年にモデルチェンジしたダイワのハイエンドライトゲームロッド「月下美人EX」。アジング専用・メバリング専用ではなく、ライトゲームロッドというカテゴリーに統一されました。
ブランクには、最上級のカーボン素材である「SVFコンパイルX ナノプラス」を採用したことで、軽さ・感度・捻れ剛性を極限まで高めています。ガイドも軽量・高感度の「AGS」を搭載。リールシートには「ゼロシート コンパクトフィット」を採用することで、軽い力でホールドでき感度を高める効果があります。
ジグヘッドやメバルで多用するプラグも的確に投げやすく飛距離もちゃんと出ます。
価格は高く6万円のハイエンドロッドらしい設定ですが、その使用感はお値段以上。アジングを極めるなら一度は手にしたい至高のロッドです。
・高性能のアジングロッドで釣りがしたい
・アジングをもっと楽しみたい
ラインナップと基本スペック
品番 | 全長 | 自重 | ルアーウェイト | ティップ | 継本数 |
510UL-S | 5.10ft | 43g | 0.3~5g | ソリッド | 2本 |
66L-S | 6.6ft | 47g | 0.5~8g | ソリッド | 2本 |
68L-T | 6.8ft | 48g | 0.5~8g | チューブラ | 2本 |
74UL-S | 7.4ft | 51g | 0.3~5g | ソリッド | 2本 |
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、ダイワのアジング専用ロッド『月下美人シリーズ』全5モデルを徹底解説してきました。
漁港や磯などの釣り場で、簡単なタックルで手軽に楽しめるアジング。小さなアタリを感じ取ったりさまざまな状況の中、仕掛けを変えて良型のアジを釣る楽しさはハマってしまえばもう抜け出せません。
そんなアジングをもっと楽しむためにダイワの「月下美人」シリーズは大きく貢献してくれます。とにかく軽さを求め、プラスして性能面を追求しているので、アジングの熟練度に合わせたロッド選びができれば最大限アジングを楽しむ事ができます。
最後に注意点として初心者の方がいきなりハイエンドのロッドを買ってしまうと、扱い方によっては簡単にロッドが折れてしまいます。まずは初心者向けにチューニングされたグレードから始める事で、最短で上達する事ができますよ!
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