【釣り】価格の高いロッドは何がいい?値段の差による違いで竿は何が変わるのか

今も昔も大人気のアウトドアといえば釣り!

エギングやジギング、サビキ、ウキ釣りなどの海釣りだけでなく、渓流で鮎釣りなどの淡水での釣り等々様々なジャンルがあります。

そんな釣りを楽しむ上で欠かせない釣具といえば釣竿(ロッド)ですよね。

ルアーロッドや投げ釣り用の竿、トラウトロッドなど種類も様々で、魚種や釣法に合わせて使用するロッドが変わってきます。

ロッドの価格はピンキリで、1990年には当時250万円の値段で売り出された竿(へら竿)も存在します。

釣猿
さすがに高すぎるw
釣猿2号
作られたのはたったの3本!中古になっても100万円前後で取引されてたねw

価格の安いロッドもあれば高いロッドもあります。

その違いはいったいどこなのでしょうか。

同じ魚を狙うために製作されたロッドなのになぜ価格に違いが生まれるのか?

そこで今回は、ロッドの価格が違うことで何が変わるのか、いいロッドはどうやって選べばいいのかについて解説していきます。

・ロッドの購入でどの価格帯がいいのかわからない!
・値段が違うと何が変わるの?
・価格の差はなぜ生まれるの?
・安いロッドはダメなの?

…という方は特に、今回の記事が参考になりますよ!

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【大前提のお話】

①「ハイエンドモデル」と「エントリーモデル」ではコンセプトが違う

同じモデルのロッドでも「エントリーモデル」「ミドルクラス」「ハイエンドモデル」と分かれています。

これらが決定的に異なる点がコンセプトの違いです。

シマノ セフィアBB
shimano公式HPより引用

初めて釣りをする方が使いやすく買いやすい価格で販売されている入門モデルです。
値段も1万円前後とお求めやすい上に、どのような釣り方・シチュエーションにも対応できるデザインに仕上がっています。
初心者専用と思われがちですが、実は上級者でも愛用されているロッドは山ほどあります。
特化した性能よりも無難性・安定性を求めたモデルなので、初心者〜上級者まで誰でも使いやすいのがとくちょうです。

シマノ セフィアSS
shimano公式HPより引用

釣りを始めて2〜3年たった中級者のアングラーをターゲットにしたモデルです。
エントリーモデルでは物足りない!スキルアップしたいと感じた時期に選ばれます。
エントリーモデルとハイエンドモデルの中間に位置するので、コスパのいいロッドが多いのが特徴です。
値段も3万円前後なので、エントリーモデルより種類も豊富で良い素材も採用されていたりしてきます。
普段使いや平均的なロッドを求めている方に最適です。

シマノ セフィア リミテッド
shimano公式HPより引用

釣りのプロが開発に関わっていたりなど、こだわりの強い上級者向けのモデルです。
特定のシチュエーションや尖った性能を持ち合わせている場合もあるので扱いには要注意です。
誰にでも使いやすいモデルではないことが多いので、初心者の方がいきなりハイエンドモデルを購入することは正直おすすめしません。
釣り人にも高いスキルが要求されがちなロッドなので、十分経験を積んでから自分に合ったタイプを選ぶのがベストです。
基本的にハイエンドの商品は、下位機種より『軽量・パワーがある・丈夫』なので、その点も上級者から好まれる人気の理由です。

このように同じ名前のロッド(機種)でも”どのような人が使うのか”で、コンセプトが明確に分けられています

具体的にはどんな性能の違いがあるのかは、このあと解説していきます。

釣猿
どんな釣り人が使うのか明確に分けられているね!
釣猿2号
上位機種には使う時の安心感と高級感がるのも特徴!

② ”安かろう悪かろう”は古い!

安かろう悪かろうは古い 小銭

よく思われがちなのが「安かろう悪かろう」という値段が安いから品質が悪いだろうという考え方です。

以前の安いロッドはその傾向が強かったですが、最近はそのような訳でもありません。

エントリーモデルと言われる価格の安いロッド(1万円前後)でも、上位機種に使用されている技術やパーツを採用している製品はたくさん存在します。

ベテランアングラーも1万円台のエントリーモデルのロッドを愛用しているケースもたくさんあるので、一概に「安いから品筆が悪い!」と決めつけるのはナンセンスです。

最近の安いロッドは性能自体が上がってきているので、ロッド業界自体が「性能の底上げに成功」しているイメージを持ってもらってOKです。

釣猿
上手な釣り人ほどロッドの性能を熟知しているよね!
釣猿2号
安いロッドでも良いロッドはたくさんある!目利きになるのが重要!

③ 上位機種が下位機種に劣ることはない

ロッド 値段 性能 高いほどいい 松竹梅

どのメーカーのロッドに関しても言えるのが、上位機種のロッドが下位機種のロッドに性能で負けることはまずないということです。

価格の高いロッドがそのまま性能の高さになっています。

とてもわかりやすい構造になっているのがロッドの世界です。

ただ、高いロッドでも評価の低いロッドは存在します。
高いから全てOK!ではないのでそこは注意が必要です!
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性能の具体的な違い

ここからはロッドの性能の具体的な違いについて紹介していきます。

① ガイドの違い

ロッド 価格の違い ガイドの素材

ロッドのパーツの中で最も材料費がかかるのが「ガイド」です。

ガイドは大きく分けて「フレーム」と「リング」に分類できます。

フレームの素材

モデル ハイエンド エントリー
素材 チタン ステンレス
特徴 高価・軽い・強度がある・腐食に強い 安価・サビびにくい

チタンはレアメタルの一種で材料費が高い分、『軽く強度もあり腐食に強い』という大きなメリットがあります。

スレンレスに比べ錆びにくく軽いのがハイエンドモデルです。

リングの種類

モデル ハイエンド エントリー
種類 Sicリング、トルザイトリング ハードリング
特徴 高価・ラインの保護 安価・性能はそこそこ

ハイエンドに使用されている「Sicリング」や「トルザイトリング」には、強度や滑りの良さ、熱の逃がしやすさ、軽さなどがあります。

これらの性能は、ガイドとラインの摩擦によるラインブレイクのリスクを軽減してくれます。


近年登場したはダイワ製の「AGSガイド」は、フレームをカーボン素材にすることで圧倒的な軽量化に成功しています。

一部のハイエンド機種に使用されている技術なので、今後採用されるロッドが増える可能性もあります。

② ブランクスの違い

ロッド 価格の違い ブランクスの違い
shimano公式サイトより引用

ブランクスとは、ガイドやグリップ部分を除いた釣り竿の本体のことを指します。

ブランクスはその製法の違いによって価格が変わってきます。

【ブランクスの製法】ブランクスは、中心となる棒にカーボン素材のシートを巻きつけ、高熱を加え樹脂を硬化させる製法が一般的です。

具体的にハイエンドモデルで採用されているシマノ(スパイラルX)やダイワ(3DX)の製法は、エントリーモデルと違いカーボンシートの巻き方や圧力のかけ方が異なります。

同じ厚みでも高圧力で作れば薄くなるので、弾性のある強く軽いロッドに仕上がるのです。

エントリーモデルでは、コスト面からこのような技術が使われていない場合が多いので安価となります。

釣猿
軽いロッドほど感度がいいから釣果がアップしやすいよね!
釣猿2号
軽いロッドと思いロッドではかなりの差があるよ!

③ 開発期間

ロッド 価格の違い 開発期間の違い

ハイエンドモデルほど、テストなどの開発期間や費用がかかっています。

上級者向けのこだわりの一品を作るために、多めの予算で時間をかけて制作します。

一方エントリーモデル達は、低価格で販売する必要があるので、予算も時間もあまりかけることができません。

しかし、安くてもいいものを作るノウハウが大手メーカーあるので、初心者の方は安心してエントリーモデルを購入してくださいね!

釣猿
ハイエンドモデルは「メーカーの顔」でもあるからそもそも半端なものは作らないよね!
釣猿2号
開発期間はだいたい3年〜5年くらい!
釣猿
長い年月をかけて素材・製法・使いやすさをてテストしていくんだね!
釣猿2号
値段が高くなるのも納得!

まとめ

センスのいいコルク製エギングロッド8選!デザイン面おしゃれ度◎のグリップとは

いかがでしたか。

今回は、釣りで使用するロッドの価格が違うことで何が変わるのかについて解説してきました。

磯 釣りやルアー フィッシング、ライトゲームなど様々なジャンルごとにロッドは存在する訳ですが、トップのロッドほど性能が優れていると言う特徴はどれも共通です。

実際に「エントリーモデル」→「ミドルクラス」→「ハイエンドモデル」のロッドを使ってみると、もちろん明確な違いを感じます。

【大前提のお話】でもありましたが、熟練度や使用シーンによって大体のモデルは棲み分けをしています。

自分の釣りスタイルや使用シーンに合わせてロッドを選択するのがベストです。

初心者の方で、どのロッドを買うべきか迷った方は、まずはエントリーモデルのロッドを選んでみてはいかがでしょう。

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