コルクは天然素材ならではの質感で、程よいレトロ感と高級感をまとわせています。しかしその反面、コルク製グリップは他のロッドと比べ汚れが目立ちやすです。
そこで今回は、ササッと簡単!コルクの汚れをキレイに取る方法をご紹介していきます。「コルクは汚れるから…」とコルクグリップのロッドの購入を諦めていた方も必見の記事となっています。
・コルクグリップをキレイにしたい
・メンテナンスの仕方がわからない
・道具を大事に使いたい
・汚れが気になる
コルクグリップとは
エリアトラウト用ロッドやバス用ロッドの多くは、コルク製のグリップが採用されています。一方、ソルト フィッシング(海釣り)用のロッドにはコルクグリップを採用したモデルはあまり多くありません。
一般的なロッドは汚れに強い「EVA素材」が採用されています。一方、コルク製グリップはどうしても汚れが目立ってしまい、長年使っていると段々黒ずんでしまいます。黒ずみの原因は手垢によるもので、使用頻度が高い竿ほど黒い傾向にあります。
メンテナンスに必要なもの
メンテナンスに必要なモノはいたってシンプルです。
うすめ液は様々なメーカーから販売されています。『【ジャストエース】エポキシコート専用うすめ液』か『【東邦産業】エポキシ・コート専用ウスメ液』 のどちらかがおすすめです。間違った成分のものを買わないように注意しましょう。
【東邦産業】エポキシ・コート専用ウスメ液(40ml)
メンテナンス『NG』行為
コルクのメンテナンスをするに際の2つの「NG行為」に注意しましょう。
- コルクを水で洗ってはいけない
- うすめ液のラッカーシンナーは使用しない
- コルクを水で洗ってはいけない
- コルクは水に対しては強いのですが、乾燥には非常に弱いです。
「水に濡らす → 乾燥」行為を繰り返すと、だんだんコルクが痩せていきます。
そうなった場合は、抜け穴ができたりするので、パテで穴を埋め補修する羽目になります。
釣行後にロッドを洗う時も同様で、少し濡れる程度は大丈夫ですができるだけ水で濡らさないようにしましょう。
- うすめ液のラッカーシンナーは使用しない
- うすめ液は何種類か存在します。
そもそもうすめ液は、塗装時に塗料の粘度を調整し塗装しやすくしたり、ハケやローラーなどの用具を洗浄する際に使用します。
「ラッカー系うすめ液」を使用しない理由は、ロッドの塗装が剥げてしまう可能性があるからです。
うすめ液を購入する前に必ず確認するようにしましょう。
間違ったやり方で作業すると、かえって悪い状態になる場合があるので注意が必要です。
簡単メンテナンス方法
作業前に注意点
使用するうすめ液はシンナーなので、必ず換気をしながら作業を行なってください。使い方にも気をつけて、液を出した後にはフタをちゃんと閉めこぼさない対策がおすすめです。
最後に何度もしつこいようですが、ラッカー系のうすめ液液でないことを確認してから使用しましょう。
手順
①タオルにうすめ液をつける
うすめ液をタオルにつけます。
量はビンをサッと1回ひっくり返すくらいで十分です。汚れが取れなくなったと感じてきたら、再度追加してください。
② コルク部分を拭いていく
あとは、コルクグリップの表面をタオルで丁寧に拭いていくだけです。少し擦っただけで、グリップに付いた手垢が簡単に取れていきます。
③ メンテナンス完了
コルクグリップ全体をタオルで拭いたところ、かなり汚れが落ちました。
落ちにくい汚れはしっかり目に拭くことで落ちますが、こすり過ぎ・うすめ液のつけ過ぎはコルクを痛める等の危険性があるので要注意です。
ビフォーアフター
それではビフォーアフターのコーナーです。
元々めちゃくちゃ汚れていたわけではありませんが、今回メンテナンスをしただけでこんなに綺麗に汚れが落ちました。
まとめ
今回はコルク製グリップの簡単なメンテナンス方法をご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。
他のサイトやブログでは、水洗いや中性洗剤の使用、消しゴムやメラミンスポンジを使用して汚れを落としているものもあります。
しかし、先ほど「NG行為」で解説した通り、コルクに水は天敵です。
「簡単さ・キレイ具合・持続性」を比較しても、今回のメンテナンス方法が最適です。
バス釣りの王様こと村田基さんもこのやり方を推奨しているので、安心してメンテナンスしてくださいね!
ぜひ皆さんも自分のロッドで試してみて、コルクグリップの汚れを落としてくださいね!
今回使用したエギングロッドはこちら
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