状況に合わせて使い分けしているよ
エギングで絶対必要なアイテムと言えばエギですよね。そんなエギング必須アイテムのエギですが、決まった沈下速度を自由に変えることができたら釣りの幅が広がると思いませんか?
今回はそれを実現してくれる夢のアイテム「エギ王 ヘッドチューン」についてご紹介していきます。
どのような商品なのかや、どんなシーンで使うべきなのかも含め、詳しく解説していきます。
・ヘッドチューンって何?
・どんな時に使うと良いの?
・気にはなっていたけど実際便利?
・エギ王以外にも付けることは可能?
チューンヘッドとは
チューンヘッドとは、釣具メーカーのYAMASHITA(ヤマシタ)から販売されている、エギの沈下を遅くできる専用のヘッドパーツです。
装着したら重くなりそうな見た目ですが、フロート素材(発泡体)を使用しているので浮力がプラスされ沈下が遅くなる仕組みです。
今までヘッドパーツと言えば、エギの沈下を速くする(エギを重くさせる)タイプが一般的だったので、全く逆の発想というわけです。
装着も簡単で、エギの頭にチューンヘッドをはめて付属のバンドで固定するだけ。取り付け取り外しが簡単なアイテムなのです。
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エギの沈下速度について
チューンヘッドを販売しているヤマシタには沈下速度の違う製品が3種類リリースされています。軽い(エギの沈下速度の遅い)順から「シャロータイプ」「ベーシックタイプ」「ディープタイプ」となっていて、エギの目の色で見分けがつくようになっています。
今回紹介するヤマシタの「エギ王 チューンヘッド」をエギに装着すれば、エギの沈下速度をワンランク下げることが可能です。
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ラインナップ
ラインナップは、カラー3つにそれぞれ2種類の重さが用意されています。
カラー
カラー選択は、使用する状況に合わせると効果的です。
どのカラーも視認性が良いので、エギの位置を把握しやすくエギの沈めすぎによる根掛かりの回避も容易になります。
重さ
重さは、「-1g」と「-1.5g」の2種類あります。
ベストな使い方は、3.5号の「ベーシックタイプ」のエギに「-1.5g」を装着して「シャロータイプ」のエギに変更させて使用する方法です。
「-1.5g」を装着することで、市販のシャロータイプのエギと同等の沈下速度にすることができます。
2.5号から4.0号までのエギに装着可能なので、沈下タイプも含め色々な組み合わせも可能です。
ヘッドチューンとエギの組み合わせはヤマシタ公式から情報が出ているので、そちらを参考にしてください。
得られるメリット
エギ王チューンヘッドを使用するメリットは4つあります。
② サイトフィッシングがしやすくなる
③ 飛距離を落とさずキャストが可能
④ 好みのエギをカスタムが可能になる
それでは詳しく解説していきます。
① 持ち運ぶエギの数を少なくできる
エギ王チューンヘッドがあれば、シャローエギを持つ必要がなくなります。
そのため、持ち運ぶエギの数を少なくでき荷物や装備を軽装化することも可能です。
ランガンなど荷物を持ち歩きたくない時に非常に便利です。
② サイトフィッシングがしやすくなる
カラーラインナップを見たら納得、釣り人からエギの位置を把握しやすいカラーばかりです。
シャローエギが活躍する水深の浅い藻場では、エギの視認性が重要になってきます。
海の状態や時間帯によって使い分けることでより快適にエギングを楽しむことができますよ!
③ 飛距離を落とさずキャストが可能
一般的にシャロータイプのエギはベーシックタイプのエギと比べて自重が軽いので、飛距離がどうしても落ちてしまいます。
しかし、チューンヘッドを装着したエギは、エギの自重はそのままで沈下速度だけ遅くすることが可能なのです。
チューンヘッドはエギに浮力を与えるだけなので、自重自体は変わらないのです!
重さが変わらないので、エギの飛距離はそのままに沈下速度だけを遅くすることができるという訳です。
④ 好みのエギをカスタムが可能になる
一般的にベーシックタイプのエギのラインナップが一番多いので、同じカラーでもシャロータイプとして販売されていないエギも数多くあります。
チューンヘッドを使えば、シャロータイプの存在しないエギでも簡単にシャロータイプとして使用することが可能です。
エギ王シリーズだけでなく、他社のエギでも装着可能なものもあるので汎用性は高めです。
【検証】エギ王以外にも使えます!
エギ王ヘッドチューンは他社のエギにも装着可能です。次際に他社5種類のエギを用意し確認してみました。
【KANJI】プロスペック
【SHIUMANO】フラッシュブースト
【DUEL】イージーQキャストプラス
【DUEL】アオリーQ LC
今回の検証は釣猿の独断と偏見で評価しています。
検証した結果、5種類のエギにエギ王チューンヘッドを装着することは可能でした。
ただ唯一プロスペックはヘッド部分がシャープなので、安定した装着ができなかったので評価は△にしました。また、フラッシュブーストもヘッドチューンとエギとの隙間が少し大きいように感じます。
基本的にエギ王専用に設計されているモノなので、合わないエギが存在するのも当然です。
しかし、他のエギにも流用できる場合もあるのでその点は嬉しいですよね!
まとめ
今回は、エギの沈下速度を簡単に遅くする最新アイテム「エギ王ヘッドチューン」について解説してきましたがいかがでしたでしょうか。
簡単に装着でき、荷物の軽量化も可能になるなどメリットだらけのヘッドチューンは、今後使用する機会が増えてくると思います。
特に、浅場にいる大型サイズのイカを狙う春のエギングでは、シャローチューンされたエギが必須となり攻略のカギにもなります。
1つ持っているだけで、エギングの幅がかなり広がるので、さらなる釣果アップも期待できます。
ぜひ皆さんも一度手に取って使用してみてはいかがでしょう!