身近なエリアで手軽に楽しめるシーバス釣りは、ルアーフィッシングの中でも特に人気の釣りです。
そんなシーバスフィッシングを始めてみたい方も多いのではないでしょうか？しかし、入門したてや始める前に悩むのが『どのタックルを揃えるか』問題。とりわけルアー選びは奥深く種類も豊富なため、「どれを選んだらいいの？」…と困ってしまう方も多いはず！
そこで今回は、これからシーバス釣りを始めたい初心者の方向けに、初めてのシーバス釣りで準備しておきたいルアーと、ルアーごとの特徴について解説していきます！
・どんなルアーを買ったらいいの？
・釣具屋でどれを探したらいいの？
・ルアーの使い分けがわからない
シーバス用のルアー選びや使い分けなどに困っている方は、ぜひこの記事を参考にしてくださいね！
シーバスのルアーの基本
シーバスのルアー選びは難しい
多種多様なエサを捕食しているシーバス（スズキ）は、食べるモノや生息エリアも様々です。そのため、シーバスフィッシング用に販売されているルアーの種類は他の釣りと比べると多く、釣果を伸ばすためには状況にあったルアー選択が重要になってきます。
「シーバスのルアー選びは難しい！」…と感じる初心者も多く、挫折しそうな気持ちもわかります。しかし、ルアー選びの基本が分かれば、案外簡単にルアー選びができるようになります。
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ルアー選びのポイント
シーバスのルアー選びの基本となるポイントは全部で3つです。
- レンジ（水深）に合ったタイプを選ぶ
- ルアーはエサのサイズに合わせる
- 状況別にカラーを揃える
詳しく解説していくね！
レンジ（水深）に合ったタイプを選ぶ
シーバス釣りでは、基本的にはエサが泳いでいるレンジ（水深）にルアーを送り込む必要があります。そのため、ルアーにはどのレンジ（水深）を狙うのかが種類によって決まっています。
例えば、シーバス釣りで定番の『ミノー』という種類のルアーには、深い場所を攻めるための『シンキング（沈むタイプ）』と、浅い場所を攻めるための『フローティング（浮くタイプ）』が存在します。同じ見た目なのに重さが違うルアーが多いので、購入前に注意しましょう。
『ミノー』での例
| 種類 | タイプ | 表記 | 特徴 | 使う場所 |
| ミノー | シンキング | S | 沈む | 中層〜低層 |
| フローティング | F | 浮く | 表層・シャロー帯 |
ルアーはエサのサイズに合わせる
シーバス用のルアーにはさまざまなサイズが展開されています。これはシーバスが餌とし捕食しているベイトフィッシュ（小魚）のサイズにルアーのサイズも合わせる必要があるためです。
そのため、ベイトパターンを知ることで「シーバスが今の時期・どんな場所で・どんな方法で釣れるのか？」が把握できるようになります。
特に小さい小魚を捕食しているシチュエーションでは、ルアーサイズをベイトのサイズにしっかり合わせてあげることが大事になります。『マッチ・ザ・ベイト』という言葉がある通り、ベイトサイズとルアーサイズがマッチすれば、シーバスを釣るチャンスはかなり多くなりますよ！
季節別ルアーサイズの目安
| 季節 | ベイトフィッシュ | ルアーサイズ |
| 春 | バチ・シラス・ハクなどの小魚 | 5cm程度 |
| 夏 | イワシ・サヨリ | 5〜15cm程度 |
| 秋 | イワシ・子アジ・コノシロ・ボラの子・落ちアユ・ハゼ | 10〜30cm程度 |
| 冬 | コノシロ | 10〜30cm程度 |
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状況別にカラーを揃える
ルアー選びにはカラーの選択も重要になってきます。
釣り場の状況（時間帯・潮の色・活性など）に合わせて選択する必要があるので、どのシチュエーションで釣りをするのかをイメージすると選びやすいですよ！
| シチュエーション | カラー |
| マズメ（朝夕） | アカキン・チャート |
| 夜・濁り | ブラック・チャート |
| 低活性時 | イワシ・ボラ・ブルー |
| 高活性時 | ピンク・オレンジ |
| 超定番 | レッドヘッド・クリア |
シーバスに使うルアーは7種類
① ミノー
ミノーは、ただ巻きするだけでボディをブルブルと振るわせながら泳ぐタイプのルアーです。細身の形状とブルブル動くアクションは、小魚に似せて作られているのが特徴です。
浮力設定はフローティング（浮く）とシンキング（沈む）の2種類があり、様々なフィールで使用できる汎用性の高さが魅力のルアーです。
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② ペンシル
ペンシルは、ミノーより小さなアクションが特徴のルアーで、食い渋ったシーバスに効果的です。比較的よく飛ぶルアーが多いので、飛距離を出したい時には持っておきたいルアーの一つです。
こちらも浮力設定にフローティング（浮く）とシンキング（沈む）の2種類があります。
③ バイブレーション
バイブレーションは、その名の通りボディをブルブルと小刻みに振動してシーバスを誘うルアーです。使用されている素材は2種類あり、『樹脂製のプラグ』と『金属製の鉄板バイブ』に別れます。どちらもレンジキープ力が高いので、中層〜ボトム付近を狙う際に重宝します。
ボディ内部に音を発生させる玉（ラトル）が内蔵されている商品もあるので、購入前によく確認しましょう。
④ スピンテール
スピンテールは、金属製のボディにブレードを組み合わせたルアーです。ブレードが回転することで、波動とフラッシング効果によりシーバスを誘います。デイゲームやベイトが小さい春〜夏にかけての使用頻度が多く、ハクパターンやカタクチイワシパターンの時には外せないルアーです。
⑤ トップウォータープラグ
トップウォータープラグは、水面や水面直下を引くことができるルアーです。シーバスが水面に近いところでエサを活発に捕食しているときに有効となります。
季節を問わず1本持っておくと便利なルアーだといえます。
⑥ ビッグベイト
明確な定義はありませんが、一般的に17cmを超えウェイトが50〜150g程度のルアーをビックベイトと呼びます。ランカーシーバス（80cm以上の大型サイズ）を狙う際によく使用されるルアーで、シーズンや使い方次第では、どのルアーより釣れるなんて状況になる程、可能性を秘めたルアーです。
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⑦ ジグヘッド＋ワーム
ジグヘッド（オモリ付きの釣針）にワーム（ソフトルアー）を取り付けたタイプです。シーバス用のルアーの中で、最もナチュラルにアピールしてくれるモデルで、デイでもナイトでも釣れる人気の高い製品です。喰わせる能力に長けていて、どのルアーにも反応しない時の最終奥義として使用されることが多いです。
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初心者は『ミノーとバイブレーション』がおすすめ
シーバスフィッシングを始めるのであれば、まずは『ミノー』と『バイブレーション』の2種類をしっかり使えるようになりましょう。
ミノーはフローティング（浮く）と、シンキング（沈む）どちらも用意しておきましょう。サイズは50cmくらいのシーバスを狙うのであれば、7〜9cmくらいのサイズを選べば問題ありません。
バイブレーションは、飛距離が稼げて特に風の強い時に有効です。浅場から深場までの全層を狙える万能性を持ち合わせているので、初めてのシーバス釣りには必ず準備しましょう。ただ、沈む特性から海底に引っかかりやすく根掛かりをする可能性も高いので、使う場所には注意しましょう。
| 種類 | ミノー（フローティング・シンキング） バイブレーション |
| サイズ | ベイトのサイズに合わせる （釣具屋などで情報を仕入れる） |
| カラー | 万能のレッドヘッドがおすすめ |
まとめ｜ルアー選びは奥深い
いかがでしたでしょうか。
今回は、これからシーバス釣りを始めたい初心者の方向けに、初めてのシーバス釣りで準備しておきたいルアーと、ルアーごとの特徴について解説してきました。
シーバス釣りのルアーは『種類・サイズ・カラー』など初心者の方にとって適切なルアーを選ぶことははかなりハードルの高いことだと思います。しかし、ルアー選びのポイントを抑えながら選べば、案外簡単に最初の1個を購入することができます。
ぜひ皆さんも様々なルアーを試して、より奥深いシーバスのルアー選びの世界へ来てみてはいかがでしょう！
ルアー選びのポイント
- レンジ（水深）に合ったタイプを選ぶ
- ルアーはエサのサイズに合わせる
- 状況別にカラーを揃える
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