漁港や磯から手軽にアジを狙う事ができるアジングは、ルアーフィッシングの中でも人気のジャンルです。
そんなアジングで重要な釣具のひとつ「スピニングリール」は、エントリーモデルからハイエンドモデル、リールの番手やギア比などさまざまで、アジングに適したリール選びは意外と大変です。
特に初心者の方やアジングを始めてみたい方にとっては、大きな障壁となるでしょう。そこで今回は、アジングにおすすめなリールの選び方とおすすめの商品について徹底解説・紹介していきます。
・最適なリールの選び方が知りたい!
・コスパの高いリールはどれ?
・おすすめのリールが知りたい!
・性能やスペック、特徴を教えて!
アジングリール選びで困っている方は、ぜひこの記事を参考にしてくださいね!
アジングリールは慎重に選ぼう
ライトゲームに該当するアジングは、細いラインや小型のルアーを使用してアジを釣ります。アジの繊細なアタリを感じるためにも、リール選びはライトゲーム向けのスペックが備わった機種を選びましょう。
アジングロッドを選ぶ”4つ”のポイント
アジング用リールを選ぶ際のポイントは、全部で4つあります。
中でも「リールの番手・ギア比」は基本なのでここを抑えておけば問題ありません。残りの2つ「リールの軽さ・巻き心地」はこだわりポイントなので、予算に合わせてグレードアップしていくのがベストです。
① リールの番手(基準:2000番)
アジングに使用するリールの番手は、1000番〜2500番までのサイズから選びましょう。
2000番(万能サイズ・初心者におすすめ)
小型リールの中でも2000番は汎用性が高いので、初心者の方が最初に選ぶべき番手となります。アジング以外の釣りにも代用する事ができるのでおすすめです。
1000番(繊細なアジングにおすすめ)
1000番の超小型リールは、4フィート前後のアジングロッドとのバランスが良く、取り回ししやすいのが特徴です。本体の重量がかなり軽いので、繊細なアジングをする事ができます。ただ、糸巻き量は多くはないので、遠投には向きません。
2500番(遠投におすすめ)
2500番は沖にいる40cmオーバーの大型アジをターゲットとする際におすすめの番手です。遠投できるのはメリットですが、その分自重が重くなってしまうのでアジングにはややオーバースペック気味です。遠投中心のアジングならベストですが、汎用性を重視したいなら2000番を選ぶのがベストです。エギングやバス釣りなど他の釣りでも使いたいアングラーにとっては、ちょうど良い番手なので選択肢としてはアリです。
番手の見方
リールのギアはケースやリール本体に表記されています。
「P(パワーギア)」や「HG(ハイギア)」などのアルファベットが表記されているので、購入前に確認しましょう。
② ギア比(基準:ノーマル)
アジングでリールのギア比はルアーの動きに直結するので、選ぶ際の重要な要素となります。
例えば「ギア比=5」とあればハンドル1回転でローターが5回転、「ギア比=6.1」とあればハンドル1回転でローターが6.1回転することを意味します。つまりギア比が大きいリール(例:ハイギア)ほど、ハンドル1回転させた時の糸の巻き取り量が多くなるのです。
アジングで使用するギア比は主に「ローギア(パワーギア)」「ノーマルギア」「ハイギアorエクストラハイギア」の3種類です。一番おすすめなのは「ノーマルギア」です。クセがなく扱いやすいので、初めてリールを買う方はまずノーマルギアを選びましょう。
ローギア
「ローギア(パワーギア)」は、ハンドルを回してもローターが少ししか回らず、巻き取り量が少ないのが特徴のギアです。ルアーの移動距離を減らせるので、軽いジグヘッドをゆっくり操作する事ができます。
ハイギア
反対に「ハイギア」は、ハンドル1回転あたりの巻き取り量が多いので、キャスト〜回収までの動作をスピーディーに行う事ができます。ジグヘッド単体の釣りでスピーディにアジを探りたいときや、フロートやメタルジグを遠投する釣りで活躍します。
エギングをする上で絶対必要なタックルである『リール』。皆さんも購入前『どのギア比にするのか』で迷うのではないでしょうか。 釣猿 ノーマルギア…いやハイギアか… 釣猿2号 ハイギアが良いっていう人もいれば、[…]
③ リールの軽さ
アジングは仕掛けを0.1g単位で調節し、アジの小さく繊細なアタリを感じ取る釣りです。アジのアタリを逃さず釣果をあげるためには、できるだけリールの自重を軽くし感度を高める必要があります。
重量が軽いリールは、取り回しのよさのみならず、アタリの反響感度に優れます。リールの自重が90g以下のモデルを目安に選びましょう。
④ 巻き心地
快適にアジングを楽しみたいなら、リールの巻心地は大きな注目ポイントです。釣果に直接影響はありませんが、釣行の満足度や快適性は計り知れません。『巻きの滑らかさ』や『巻きの軽さ』を重要視するプロアングラーも多いです。
ただ、巻き心地の良いリールはどうしても高価になりやすいので財布と要相談です。
【番外】汎用性(アジング専用 or 汎用型)
スピニングリールには、『アジング専用に開発されたリール』と『汎用型リール』の2種類があります。アジングではどちらを使用しても問題ありません。
同じリールで色々な釣りを楽しみたい方は『汎用型リール』を、アジング専用にチューニングされたモデルでより快適に釣りを楽しみたい方は『アジング専用に開発されたリール』を選んではいかがでしょう。
確認!スピニングリールの部位の名称
リールにはそれぞれ部位に名称がついています。特に初心者の方は、部位の名前を言われてもピンと来ないのではないでしょうか。
リールの説明見る前に部位の名称をざっくり確認しておきましょう!また、説明の途中で名前がわからなくなったら、ぜひここで確認してくださいね!
アジングにおすすめリール18選
それではアジングに最適なスピニングリールを厳選してご紹介していきます!アジングに向いてる品番や、どのような人におすすめなのかもまとめているので、ご自身の求めている性能や予算に合ったリールをぜひ見つけてください!
グレード | メーカー | 名前 | 価格の目安 |
エントリーモデル(入門機種) | Shimano | サハラ | 7000円 |
Shimano | ナスキー | 8000円 | |
Daiwa | レガリス | 9000円 | |
Daiwa | フリームス | 1万円前半 | |
Daiwa | 月下美人X | 1万円前半 | |
Shimano | ミラベル | 1万円前半 | |
Shimano | ソアレBB | 1万円前半 | |
Shimano | アルテグラ | 1万円前半 | |
ミドルクラス(中級機種) | Daiwa | カルディア | 1万円後半 |
Shimano | ストラディック | 1万円後半 | |
Shimano | ヴァンフォード | 1万円後半 | |
Daiwa | 月下美人 | 2万円前半 | |
Shimano | ソアレXR | 2万円後半 | |
Daiwa | ルビアス | 2万円後半 | |
ハイエンドモデル(上級機種) | Daiwa | エアリティ | 4万円後半 |
Shimano | ヴァンキッシュ | 4万円後半 | |
Shimano | ステラ | 6万円後半 | |
Daiwa | イグジスト | 8万円前半 |
アジングおすすめリール|低価格帯
【Shimano(シマノ)】サハラ(7000円)
低予算で釣具を揃えるなら最適
2022年にフルモデルチェンジした「22サハラ」は、実売価格7,000円を切る汎用型のエントリーモデルです。シマノの低価格帯モデルとして人気のサハラは、近年シマノでスタンダードになりつつある「大口径型ノブ」へ進化したので、つまみやすくドラグ調整が簡単になりました。
また、シマノ製スピニングリールの十八番とも言える「サイレントドライブ」がついにエントリー機にまで搭載され、滑らかで力強い回転性能を手にしました。ルアー フィッシングなどで求められる巻き上げ時の感度が大幅に向上しました。
低価格帯モデルのリールには珍しい「ネジ込み式ハンドル」が搭載されているのでガタつきや緩みが軽減されて巻き心地・剛性がアップするほか、軽量化にも貢献します。
・メインリールが壊れた時の予備リールが欲しい
・子供用や初心者への貸し出し用に1台欲しい
アジングにおすすめの品番
品番 | 番手 | ギア比 分類 |
スプール タイプ |
自重 |
1000 | 1000 | ノーマル | ノーマル | 205g |
C2000S | 2000 | ノーマルギア | シャロー | 210g |
C2000SHG | 2000 | ハイギア | シャロー | 210g |
2500 | 2500 | ノーマル | ノーマル | 240g |
2500SHG | 2500 | ハイハイギア | シャロー | 240g |
【Shimano(シマノ)】ナスキー(8000円)
性能の高い入門機種
入門向けシリーズとして2021年に発売された「21ナスキー」。低価格帯リールなので上位機種には劣りますが、1万円弱のクオリティとは思えない仕上がりです。
「ネジ込み式ハンドル」が採用された時ことで、旧モデルで使われていた「供回り式(ハンドルの逆側からネジで締めるタイプ)」のガタつきがなくなりました。また、ハイエンド機種のステラにも搭載されている「サイレントドライブ」が組み込まれたことで、滑らかで静かな巻き心地が可能です。
防水機能「コアプロテクト」でボディ内部への浸水もガードしてくれます。ここがすごい!と感じる点は正直ありませんが、一般的な低価格帯の機種と異なりストレスを感じる部分は少なく、十分な性能を秘めています。
・低価格帯でも巻き心地を重視したい
・サブ機が欲しい
・子供用や初心者への貸し出し用に1台欲しい
アジングにおすすめの品番
品番 | 番手 | ギア比 分類 |
スプール タイプ |
自重 |
1000 | 2000 | ノーマル | ノーマル | 205g |
C2000S | 2000 | ハイノーマル | シャロー | 210g |
C2000SHG | 2000 | ハイギア | シャロー | 210g |
2500 | 2500 | ノーマル | ノーマル | 240g |
2500SHG | 2500 | ハイギア | シャロー | 240g |
2500HG | 2500 | ハイギア | ノーマル | 240g |
【Daiawa(ダイワ)】レガリス(1万円前半)
エントリーモデルの中で一番コスパ最強
2023にモデルチェンジした「23レガリス」は、ダイワから発売されていた汎用スピニングリールです。新型のレガリスはとにかく優秀で他のエントリーモデル汎用機の中ではダントツでコストパフォーマンスが高いです。
今まで上位機種にしか搭載されていなかった『エアドライブデザイン』は、ルアーの操作性を追求したダイワの次世代スピニングリールの設計思想で、23レガリスには、AIRDRIVE ROTOR、AIRDRIVE BAILが搭載されています。巻き出しが軽く、ハイレスポンスな回転を生み出すエアドライブローターと、トラブルレスなエアドライブベールで、リールを回す止めるを意のままに操ることができます。
品番はアジング専用にセッティングされている(LT2000S-P)または(LT2000S-XH )がおすすめです!
・評価の高いリールが欲しい
・子供用や初心者への貸し出し用に1台欲しい
アジングにおすすめの品番
品番 | 番手 | ギア比 分類 |
スプール タイプ |
自重 |
LT1000S | 1000 | ノーマル | シャロー | 175g |
LT2000S-P | 2000 | パワーギア | シャロー | 175g |
LT2000S-XH | 2000 | エクストラ ハイギア |
シャロー | 175g |
LT2500S-XH | 2500 | エクストラ ハイギア |
シャロー | 185g |
【Daiawa(ダイワ)】フリームス(1万円 前半)
コスパと使い心地が優秀
2021年にモデルチェンジした「21フリームス」は昔から親しまれてきた汎用型スピニングリールです。ボディーとローターに新開発の「ザイオンV(炭素繊維強化プラスチック)」が採用されているので、軽さと剛性が飛躍的に向上しています。
ローターが軽くなった事で、巻き始めが明らかに軽くなりました。同価格帯のカルディアと迷うと思いますが、性能面ではカルディア、コスパ面と使い心地ではフリームスがおすすめです。1万円前半で購入できるリールとしてはかなり優秀な機種です。
・低価格帯でも使い心地を重視したい
・サブ機が欲しい
・子供用や初心者への貸し出し用に1台欲しい
アジングにおすすめの品番
品番 | 番手 | ギア比 分類 |
スプール タイプ |
自重 |
FC LT1000S | 1000 | ノーマル | シャロー | 180g |
FC LT2000S | 2000 | ノーマル | シャロー | 185g |
FC LT2000S-XH | 2000 | エクストラ ハイギア |
シャロー | 185g |
LT2500 | 2500 | ノーマル | ノーマル | 200g |
LT2500-XH | 2500 | エクストラ ハイギア |
ノーマル | 200g |
【Daiawa(ダイワ)】月下美人X(1万円 前半)
月下美人シリーズのエントリーモデル
2020年に発売された「月下美人X」は、ダイワ製アジング専用リールのエントリーモデルです。
スペック面では、「マグシールド」や「ATD」などなど、主要なダイワテクノロジーがしっかり投入されています。手ごろな価格でライトゲームを楽しむのに十分な性能をもち、月下美人ブランドらしい黒を基調としながら差し色に赤を用いている高いデザイン性に仕上がっています。
ちょっと重くてもいいから、デザインが素敵な入門用リールが欲しい!って方におすすめなリールとなっています。
・低価格帯でも性能を重視したい
・サブ機が欲しい
・子供用や初心者への貸し出し用に1台欲しい
アジングにおすすめの品番
品番 | 番手 | ギア比 分類 |
スプール タイプ |
自重 |
1000S-P | 1000 | ノーマル | シャロー | 195g |
2000S-P | 2000 | ノーマル | シャロー | 200g |
2000S | 2000 | ノーマル | シャロー | 200g |
【Shimano(シマノ)】ミラベル(1万円前半)
軽量重視のスピニングリール
ミラベルはコスパに優れた初心者~中級者の方を中心におすすめなリールで、特に軽い仕掛けを使うライトな釣りに最適なモデルです。
「ヴァンキッシュ」と同じ「クイックレスポンスシリーズ」に属するリールで、価格も安くコスパ最強リールの一つです。クイックレスポンスシリーズは、リールの重量や巻き出しの軽さなど、軽快感に重点をおいたシリーズです。
「ミラベル」には、炭素系樹脂の「Ci4+素材が」ローターやボディに使われているのが大きな特徴です。この価格帯としては十分な軽さなので、初心者の方が最初に選ぶリールとしては最適です。
・とにかく軽いリールが欲しい
・サブ機が欲しい
・子供用や初心者への貸し出し用に1台欲しい
アジングにおすすめの品番
品番 | 番手 | ギア比 分類 |
スプール タイプ |
自重 |
1000 | 1000 | ノーマル | ノーマル | 175g |
C2000S | 2000 | ハイギア | シャロー | 180g |
C2000SHG | 2000 | ノーマル | ノーマル | 180g |
2500 | 2500 | ノーマル | ノーマル | 205g |
2500S | 2500 | ノーマル | シャロー | 205g |
2500SHG | 2500 | ハイギア | シャロー | 205g |
【Shimano(シマノ)】アルテグラ(1万円 前半)
シマノ(SHIMANO) スピニングリール 汎用 アルテグラ 2021 C2000SHG 管釣り アジング メバリング 渓流トラウト
お値段以上のコスパ最強モデル
2021年にフルモデルチェンジした「21アルテグラ」は、その年の商品の中でもかなりの話題になったコスパ最強のスピニングリールです。
ハイエンド機種のステラにも搭載されている「マイクロモジュールギアⅡ」が搭載されたことで、音鳴りの低減、軽い滑らかな巻きが可能になりました。また、ボディには高剛性かつ軽量なカーボン素材「CI4+」を採用したことで、ボディ剛性を確保しつつ、旧モデルで不評だった重量が大幅に軽くなっています。
さらに、まったく継ぎ目のない一体成型のベール「ワンピースベール」が搭載され、見た目が美しいだけでなくライントラブル(ラインの引っ掛かりや高切れ)を防いでくれます。
・低価格帯でも巻き心地を重視したい
・サブ機が欲しい
・子供用や初心者への貸し出し用に1台欲しい
アジングにおすすめの品番
品番 | 番手 | ギア比 分類 |
スプール タイプ |
自重 |
1000 | 1000 | ノーマル | ノーマル | 180g |
C2000S | 2000 | ノーマル | シャロー | 185g |
C2000SHG | 2000 | ハイギア | シャロー | 185g |
2500 | 2500 | ノーマル | ノーマル | 225g |
2500SHG | 2500 | ハイギア | シャロー | 225g |
【Shimano(シマノ)】ソアレBB(1万円 前半)
アジング専門機種の入門機
2022年にフルモデルチェンジしたシマノのアジング専用ブランド「ソアレ」のエントリーモデル「BB」。
ある程度しっかり使える小型リールを探している方へ、22ソアレBBは非常にコスパが良く価格以上の使用感の良さがあります。
「マイクロモジュールギア」が搭載されているので、巻き心地は明らかによく、無駄なライントラブルが起こりにくい「ワンピースベール」も採用。下位グレードのミラベルやナスキーなどと比較すると、大きな違いになります。
500番にはPG(パワーギア)のラインアップがるので、超軽量リグを扱い時に活躍してくれる番手が揃っています。
・低価格帯でエギング専用リールが欲しい
・サブ機が欲しい
・子供用や初心者への貸し出し用に1台欲しい
アジングにおすすめの品番
品番 | 番手 | ギア比 分類 |
スプール タイプ |
自重 |
500SPG | 500 | パワーギア | シャロー | 155g |
C2000SSPG | 2000 | パワーギア | シャロー | 185g |
C2000SSHG | 2000 | ハイギア | シャロー | 185g |
アジングおすすめリール|中価格帯
【Daiawa(ダイワ)】カルディア(1万円 後半)
デザインも重視したい方向け
2018年に新登場したカルディアが2021年にモデルチェンジして登場。「ザイオンVモノコックボディ」と「ザイオンVエアローター」が搭載された事で、ボディ剛性の向上・ギアの大径化・防水性が向上しました。
21カルディアは負荷がかかった時でも、安定して巻く事ができ、巻き始めもやや軽くスムーズです。巻き上げのパワーもあるので、不意に大物がかかっても安心です。1万円後半の価格でモノコックボディ・新素材ザイオンVを採用し、スペック面でも優れている21カルディアはかなり魅力的なリールです。
・予備のリールが欲しい
アジングにおすすめの品番
品番 | 番手 | ギア比 分類 |
スプール タイプ |
自重 |
FC LT1000S | 1000 | ノーマル | シャロー | 170g |
FC LT2000S | 2000 | ノーマル | シャロー | 175g |
FC LT2000S-H | 2000 | ハイギア | シャロー | 175g |
FC LT2500S | 2500 | ノーマル | シャロー | 180g |
LT2500 | 2500 | ノーマル | ノーマル | 195g |
LT2500S | 2500 | ノーマル | シャロー | 190g |
LT2500S-XH | 2500 | エクストラ ハイギア |
シャロー | 190g |
【Shimano(シマノ)】ストラディック(1万円後半)
剛性は中級機種の中でダントツ
2019年に登場した「19ストラディック」は、カタログスペックだけを見ると、ステラやヴァンキッシュに迫っているように見える性能を持ち合わせています。スペックの共通点は多いですが、実際上位機種と比べると、ボディはマグネシウムからアルミニウムに、ローターはCI4+から廉価版樹脂にグレードダウンしています。
素材は違えどハイスペックな構造は、1万円台後半の汎用性リールの中ではダントツで良いです。。ローター周りやハンドル、ハンドルノブに至るまでガタつきが少なく、巻き心地もかなり良くなっています。
初動(巻き始め)の軽さが少し重く感じますが、十分エギングを楽しむ事ができます。
・巻き心地を重視したい
・サブ機が欲しい
アジングにおすすめの品番
品番 | 番手 | ギア比 分類 |
スプール タイプ |
自重 |
1000S | 1000 | ノーマル | シャロー | 185g |
C2000S | 2000 | ノーマル | シャロー | 185g |
C2000SHG | 2000 | ハイギア | シャロー | 185g |
2500S | 2500 | ノーマル | シャロー | 220g |
2500SHG | 2500 | ハイギア | シャロー | 220g |
タックルの中でもアバウトに扱われがちなのがリールのドラグ設定。 エギングを始めた頃は道具を揃えるのがやっとで、ドラグの基本がわからない状態で適当に設定していた経験はないでしょうか。 釣猿 新しいロッドとリールを使うのが[…]
【Shimano(シマノ)】ヴァンフォード(1万円後半)
軽さ重視のハイコスパモデル
「16ストラディックCI4+」の後継モデルとして2020年に登場した「20ヴァンフォード」。軽さがウリのミドルクラスの汎用リールです。ボディやローターには高剛性かつ軽量なカーボン素材「CI4+」を採用。
「ロングストロークスプール」が搭載された事で、従来のスプールよりも飛距離が伸びるとされています。とにかく軽いので操作性は抜群に良く、軽快なシャクリを1日中していても疲労が少ないです。アジングだけでなくエギング、バス釣り、シーバス、トラウト、ショアジギングなどでもこの軽さは間違いなく大きな武器となります。
・ハイレスポンスなリールが欲しい
アジングにおすすめの品番
品番 | 番手 | ギア比 分類 |
スプール タイプ |
自重 |
C2000S | 2000 | ノーマル | シャロー | 150g |
C2000SHG | 2000 | ハイギア | シャロー | 150g |
C2500SHG | 2500 | ハイギア | シャロー | 160g |
2500S | 2500 | ノーマル | シャロー | 175g |
2500SHG | 2500 | ハイギア | シャロー | 175g |
【Daiawa(ダイワ)】月下美人(2万円後半)
自重165gの超軽量リール
2023年ダイワからリリースされたライトソルト専用の軽量スピニングリール。3機種すべてのウエイトは165gとかなり軽量に作られています。前モデルの18月下美人より25gも軽量化されており、近年流行っている軽量化が進むロッドとの相性が抜群に良いです。
巻き心地は上位機種とほとんど変わらないほど良いものに仕上がっています。月下美人シリーズの最高峰として満足のいくリールになっているので、月下美人ユーザーからもかなり好評です。
・最新の技術が搭載されたリールが欲しい
・軽いリールを探している!
・デザイン面も妥協したくない
アジングにおすすめの品番
品番 | 番手 | ギア比 分類 |
スプール タイプ |
自重 |
LT1000S | 1000 | ノーマル | シャロー | 165g |
LT2000S | 2000 | ノーマル | シャロー | 165g |
LT2000S-H | 2000 | ハイギア | シャロー | 165g |
【Shimano(シマノ)】ソアレXR(2万円 後半)
ソアレシリーズの最高峰
「ソアレXR」はアジングやメバリングなど、ライトゲーム専用のチューニングがされた機種です。ヴァンキッシュやステラなどの高級機種と比較すると、細かな点での質感の差はありますが、実釣においては十分な性能です。
「ハイレスポンスドラグ」の採用によってドラグの滑り出しはかなり軽く、繊細なアジングに最適なモデルです。500番やC2000のパワーギアといった、汎用機種に無いラインナップのリールが欲しい方にもおすすめです。
・長く使えるリールが欲しい
・コスパ最強のリールが欲しい
・パワーギアのリールが欲しい
アジングにおすすめの品番
品番 | 番手 | ギア比 分類 |
スプール タイプ |
自重 |
500SPG | 500 | パワーギア | シャロー | 135g |
C2000SSPG | 2000 | パワーギア | シャロー | 155g |
C2000SSHG | 2000 | ハイギア | シャロー | 155g |
C2500S | 2500 | ノーマル | シャロー | 165g |
【Daiawa(ダイワ)】ルビアス(2万円 後半)
トップクラスに軽いモデル
2020年にモデルチェンジした「20ルビアス」は、「ザイオンモノコックボディ」の搭載で、当時のイグジスト以上の軽さを手に入れた良型リールです。
軽量化と剛性を高める素材「ZAION(ザイオン)」を使用したのはボディだけでなく、ローターにも採用。ザイオン化によって軽くなり、剛性が上がったので、ローターの回転レスポンスが向上しています。
ダイワ製リールの中でもトップクラスに軽い「20ルビアス」は、軽量リールが求められるエギングで活躍してくれます。
・ガタつきやゴロつきがないリールを使いたい
・おしゃれなデザインのリールが欲しい
アジングにおすすめの品番
品番 | 番手 | ギア比 分類 |
スプール タイプ |
自重 |
FC LT2000S | 2000 | ノーマル | シャロー | 150g |
FC LT2000S-XH | 2000 | エクストラ ハイギア |
シャロー | 150g |
FC LT2500S | 2500 | ノーマル | シャロー | 155g |
FC LT2500S-XH | 2500 | エクストラ ハイギア |
シャロー | 155g |
LT2500 | 2500 | ノーマル | ノーマル | 175g |
LT2500-XH |
2500 | エクストラ ハイギア |
ノーマル | 175g |
LT2500S-DH | 2500 | ノーマル | シャロー | 185g |
アジングおすすめリール|高価格帯
【Daiawa(ダイワ)】エアリティ(5万円 前半)
コスパ最強の大注目人気モデル
2023年に発売され話題となった「23エアリティ」。性能が「22イグジスト」とほとんど同じなのに自重は軽いという非の打ち所がない最高のリールです。
23エアリティの使用感や快適性に影響を与えているのが「エアドライブローター」と「エアドライブベール」です。この2つによってリーリングした時の慣性が小さくなっています。23エアリティはフルメタルボディですが、軽量化・と剛性のバランスを取ったマグネシウム素材を採用した事で全てにおいて妥協していません。
巻き心地も安定感があり、文句なしの超おすすめリールです。
・スペック面を重視したい
・最高の巻き心地のリールを使いたい
アジングにおすすめの品番
品番 | 番手 | ギア比 分類 |
スプール タイプ |
自重 |
LT2000S-P | 2000 | ノーマル | シャロー | 145g |
LT2000S-H | 2000 | ハイギア | シャロー | 145g |
LT2500S | 2500 | ノーマル | シャロー | 150g |
LT2500S-XH | 2500 | エクストラ ノーマル |
シャロー | 150g |
LT2500S-DH | 2500 | ノーマル | シャロー | 165g |
【Shimano(シマノ)】ヴァンキッシュ(4万円後半)
超軽量コンセプトの最高峰
シマノが誇る軽さを追求したハイエンドモデル「ヴァンキッシュ」が2023年に待望のフルモデルチェンジをしました。最上位機種ステラにも搭載されているシマノの最新技術が全て盛り込まれています。
スプールの上下運動を超低速化する事で糸を密に巻き取り綺麗に放出できる「インフィニティループ(密巻き)」。従来設計と比べ耐久性が2倍に向上させた「インフィニティクロス」や、高負荷時でもパワフルな巻き上げを可能にする「インフィニティドライブ」などの最新技術には脱帽。
キャストで飛距離を出し、巻き取りは滑らかでスムーズに回収できる、エギングに最適なリールと言って間違い無いでしょう!
ちなみにステラとの違いですが、一番はコンセプトの違いがあります。ステラは全て金属製の『剛性重視』のリールに対し、ヴェンキッシュは『軽量』をコンセプトにしています。つまり『軽量重視=ヴァンキッシュ』、『剛性重視=ステラ』といった住み分けになっているのです。
・スペック面を重視したい
・最高の巻き心地のリールを使いたい
アジングにおすすめの品番
品番 | 番手 | ギア比 分類 |
スプール タイプ |
自重 |
1000SSSPG | 1000 | パワーギア | シャロー | 140g |
C2000S | 2000 | ノーマル | シャロー | 145g |
C2000SHG | 2000 | ハイギア | シャロー | 145g |
C2500S | 2500 | ノーマル | シャロー | 150g |
C2500SXG | 2500 | エクストラ ハイギア |
シャロー | 150g |
2500S | 2500 | ノーマル | シャロー | 165g |
2500SHG | 2500 | ハイギア | シャロー | 165g |
【Shimano(シマノ)】ステラ(6万円後半)
剛性と高級感はシマノNo.!
いわずと知れたシマノ製スピニングリールの最高峰『ステラ』。2022年に待望のモデルチェンジによって大きな話題となりました。
ステラの最大の特徴は、シマノ製汎用スピニングリールでは唯一となる、『オール金属製ボディ』を採用していることです。ボディは軽量かつ高強度なマグネシウム合金を使用し、ローターはC2500番以下の番手はマグネシウム合金、2500番以上の番手はアルミ合金が採用されています。負荷がかかった時の変形量が少ないので、安定した巻き上げが可能です。
そして、ラインローラー周りに新しく追加された「アンチツイストフィン」は、弾力のあるプラスチック製フィンがラインのたるみを抑え、スプールの下部にラインが脱落する現象を軽減します。キャスト後やシャクリ後の糸フケが多く出る場面で役立つ機能です。
22ステラ目玉の「インフィニティループ」は、ミレニアムステラ・01ステラ・04ステラが搭載していた技術で、ラインがスプールへ密にラインが巻き取られます。賛否両論ありますが、普通に使っていればそう簡単にトラブルは起きません。
他のリールとは圧倒的な差を感じるほどの22ステラは、高価な買い物ですが、買って後悔することはない最高のリールです。
・スペック面を重視したい
・最高の巻き心地のリールを使いたい
・最高峰のリールを使用したい
アジングにおすすめの品番
品番 | 番手 | ギア比 分類 |
スプール タイプ |
自重 |
1000SSPG | 1000 | パワーギア | シャロー | 165g |
C2000S | 2000 | ノーマル | シャロー | 170g |
C2000SHG | 2000 | ハイギア | シャロー | 170g |
C2500S | 2500 | ノーマル | シャロー | 175g |
C2500SXG | 2500 | エクストラ ハイギア |
シャロー | 175g |
2500S | 2500 | ノーマル | シャロー | 205g |
2500SHG | 2500 | ハイギア | シャロー | 205g |
【Daiawa(ダイワ)】イグジスト(8万円 前半)
技術のダイワ、最高の操作性
2022年にモデルチェンジしたダイワの汎用スピニングリール最高峰「22イグジスト」。
最も注目すべきポイントは、「エアドライブデザイン(低慣性化)」というコンセプトで作られています。惰性で回り続けることなく「ピタッと止まる」のでエギの操作性は抜群に良いです。重量感・剛性・巻き心地・ドラグ性能・ラインローラー全てにおいて他のリールとは一線を画す仕上がりとなっています。
アジングを含めライトな釣りにおすすめの機種です。汎用性も高いので、一度買えば当分リールを買う必要はなくなります。
・最高の巻き心地のリールを使いたい
・最高峰のリールを使用したい
アジングにおすすめの品番
品番 | 番手 | ギア比 分類 |
スプール タイプ |
自重 |
LT2000S-P | 2000 | ノーマル | シャロー | 155g |
LT2000S-H | 2000 | ハイギア | シャロー | 155g |
LT2500S | 2500 | ノーマル | シャロー | 160g |
LT2500S-H | 2500 | ハイギア | シャロー | 160g |
LT2500S-D | 2500 | ノーマル | シャロー | 170g |
LT2500S-XH | 2500 | エクストラ ハイギア |
ノーマル | 160g |
まとめ|リール1つでアジングがもっと楽しくなる
いかがでしたでしょうか。
今回は、シマノとダイワ製スピニングリールの中から、アジングに最適なリールを18種類選んで解説してきました。
他の釣りと比べアジングは繊細な釣りです。そんなアジングで釣果を伸ばすためには、適切なタックル選びが重要となってきます。初心者の方は、まずオールマイティに使用できる『2000番のノーマルギアのリール』を選んでおけば、大きな失敗をすることはないでしょう。あとは自分の予算に合わせて適切なリールを選んでください。
各メーカーから販売されているリールは性能はもちろん、デザインにもこだわっているリールがたくさんあります。ぜひ皆さんも気に入ったリールを見つけて、もっともっとアジングを楽しみましょう!
釣猿 釣行後にリールって洗ってる? 釣猿2号 たまにかな…笑 釣りに欠かせないタックルの一つ『スピニングリール』。海で釣りをする場合、どうしても道具に海水がかかってしまうので、片付けやメンテナンスを怠[…]
釣りで使用するタックルはどれも高額なものばかりで、中には桁違いに高い商品もありますよね。 釣猿 ロッドやリールは特にピンキリだね! 釣猿2号 50万するリールなんかも存在するよw どんなタックルでも[…]
ルアーゲームフィッシングの中でも手軽に楽しめ、釣果を得やすいアジングは最近人気が高まりつつあります。 そんなアジングで絶対必要なタックルといえばアジングロッド。エントリーモデルからハイエンドモデル、ロッドの長さや重さなどさまざまで、ロ[…]