春イカ完全攻略!最難関シーズンに最適なエギ選択と釣れる誘い方を徹底解説!


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エギングを行う上でもっともエキサイティングな季節が春。

産卵前の大型のアオリイカが接岸するタイミングですので、オカッパリからでも2〜3キロクラスを狙うことができることもあり、エギンガーが興奮する時期です。

アベレージで1キロオーバーのこの時期は、エギングがもっとも楽しめる季節です。

釣猿2号
気温もちょうどいいしね!

しかし、春のエギングはターゲットが親イカなので、警戒心も強くなっていて数釣りには向いていません。1日1杯の大型のアオリイカを釣り上げることができれば上等です。

全国のエギンガーは思うでしょう。

釣れない状況でもしっかり釣果を伸ばしたい!

そのためには、タックルから釣り場の選定、時間帯などを『春エギングに合わせる』ことが重要です。そこで、今回は春エギングに適しているタックルや、エギのサイズ、カラー、ポイントなどをわかりやすく解説してみようと思います!

・エギングを春から始めたい!
・春におすすめのエギのカラーは?
・どんなエリアを狙えばいいの?
・大きなアオリイカを釣りたい!

など、春エギングに関して少しでも疑問がある方は、今回の記事が参考になりますよ!

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春イカは簡単には釣れない…

エギングのベストシーズンは「春」と「秋」の年2回です。この季節になると、釣り場には多くのエギンガーがアオリイカを狙って殺到します。

ベストシーズンと聞くと、『たくさん釣れる!!」と思う方も多いと思います。秋エギングでは正解ですが、春エギングでは不正解です。春エギングではアオリイカは簡単には釣れず、ボウズ(釣果なし)で帰るなんてこともしばしば…。

釣猿
簡単には釣れないなんてネガティブ!ただ、最初に知っておいた方が心に余裕を持てるよ!
釣猿2号
釣れにくいのを知った上で釣った1杯の価値は計り知れない!

ただ、ここで重要なのが『3つのコツを意識すれば釣れる確率は大幅にUPする』ということです。春イカを毎年釣っているエギンガーは、「場所」「時間」「しゃくり方」を意識した釣りをしています。この3つを詳しく解説していきます!

春は『場所・時間・しゃくり方』が重要

【場所①】春のアオリイカが潜むのは藻場付近

春のアオリイカは藻場を好む

まず、アオリイカを狙うポイントは基本は藻がある場所で、なおかつ潮通しの良いところ

潮通しの良いところ」とは、潮の流れがよくある場所(海水がほぼ常時流れているようなところ)を指します。具体的には岸や堤防の先端は潮通しのいいポイントが多いです。

アオリイカは繁殖期になると深場から浅い沿岸にやってきて、海藻や海藻が生えた岩、海藻が近くにない場合は珊瑚にも産み付けることがあります。

アオリイカの卵
アオリイカの卵

特に、ホンダワラやアマモなどが狙い目なので、近所のポイントでこれらの藻場があるなら狙い目です。ただ根がかりしやすいのでエギがロストしないよう注意は必要です。

水深1〜2mの浅場にも群れでやってくることもあります。シャローでも全然狙うことができますが、平均して5〜10m前後の水深があるポイントをめがけて行くと釣果も安定しやすいです。

つまり、春イカは産卵に向いているところを狙うのがおすすめ。砂地などは卵を産み付けるところがないのであまり現れません。

水温が上がってくる春は、アオリイカも接岸しやすいですが、早春でまだ水温が低い場合は水深のあるディープエリアを攻めるのも有効です。その場合は水深が10〜20m程度あるところを狙うのがおすすめ!
釣猿
初心者の方は釣り場選びに困っているはず!
釣猿2号
そんな時は、エギングにおすすめなアプリを使ってポイントを見つけよう!
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【場所②】春イカもボトムから攻めるのが吉!

エギングを攻略する基本はボトムから攻めて、中層、表層を狙って行くのが効率的です。

春イカも同様で、キャストしたらボトムをしっかり取り、あまりエギをガチャガチャ動かすのではなく、ゆっくりと大きくエギを動かすアクションで誘いをいれるのが有効です。

秋の新子の場合は、エサを求めて海面付近に浮上してくることが多々ありますが、親イカの場合は警戒心が高くなっているので、比較的安全なボトムに潜んでいることが多いです。

エギのロストに繋がることもありますが、アタリが渋いときは、ボトムステイをしてみるのもおすすめです。

また、産卵時期のアオリイカはオスとメスがペアになっていることが多く、一度ヒットすれば連続で釣れることも多いです。

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【時間】狙い目の時間帯

朝マズメ 夕マズメ

これは、釣り全般に言えることですが、アオリイカを釣るのに適した時間帯は、朝マズメ、夕マズメの時間帯です。

  • 朝マズメ・・・日の出から1時間〜1時間半程度
  • 夕マズメ・・・日の入りから1時間〜2時間程度

ただ、じゃあ日中はまったく釣れないかというとそうでもなく、タイミングさえあえばど日中でもキロオーバーのアオリイカがバンバン釣れることもあります。

釣りやすさでいうと、マズメ>夜>日中のようなイメージですが、日中にしか釣りにいけない人もいると思います。

釣猿2号
安心してください!日中でも釣れますよ!
釣猿1号
実際、釣猿チームでもど日中によくエギングに行きますが、春の日中に爆釣しています!

【番外編】春エギングのしゃくり方

春エギングはしゃくりの回数を減らす

エギングのしゃくり方も気になるところだと思います。

基本的に、春のアオリイカは産卵前で警戒心が非常に高くなっています。よって、あまり大きくエギを動かすのではなく、小さくアクションさせることで釣果アップに繋がります。

しゃくりの回数を少なくして、ボトムステイをするなども有効です。

キャストをして、エギをボトムにしっかり落とし、30秒くらいステイさせて(※根掛かりに注意)から、1〜2回シャクってフォール時間を作るなど、ゆっくりとした釣りをするのが春エギング攻略の鍵です。

ただ、時間帯や潮の流れによっては、活性が高くなることもありますので、色々なアクションを積極的に試していくことも大切です。

全体の流れとしてはこんな感じです。

  1. フルキャスト
  2. 糸ふけを回収
  3. フリーフォール
  4. ボトムをとる
  5. ボトムステイ(5秒〜30秒)
  6. 大きく3〜4回しゃくる(初動でイカにエギをアピール)
  7. 軽く糸ふけを取る
  8. フォール→着底
  9. 小さく2段しゃくり
  10. 7〜9を繰り返す

フォール時間は、5〜6秒くらいが目安です。エギのサイズにも沈下速度は変わってきますが、イカがエギに抱きつく時間はだいたいフォール中の5〜6秒くらいです。

それ以上フォールさせているとアタリに気づかず、イカが抱きついていたとしてもエギを話して逃げてしまうことがあり、その場合はエギに噛み跡だけついてしまうという残念な結果になってしまいます。

その点、フォール時間をきちんとカウントしていれば、アタリに気づいていなかったとしても、次のしゃくりが合わせになり、しゃくり合わせでヒットするケースもあります。

釣猿2号
フォール姿勢も重要!変な動きはさせず、じっくり待とう!

大反響!しゃくらないスローエギングが効果的

毎年春イカをバンバン釣る歴戦の上級者エギンガーは言います。今までの経験から『春はしゃくらないスローエギング釣法』が最適です…と!

「しゃくらないエギングで釣れるの!?」と疑いたくもなりますが、警戒心の高い春イカを攻略するのは『ゆっくりとした動き』が効果的。それを研究し極めたのが「スローエギング」なのです!

今年の春にアオリイカを釣りたい!」「春エギングで一人勝ちしたい」とお考えの方にぜひ試していただきたいです。

詳しいやり方は、YouTubeにアップしている動画をご確認あれ!

釣猿
これがかなり効果的なんだよね!
釣猿2号
春にまだ釣れていない人にはぜひ試してほしい!

【初心者用】春イカ狙いのエギングタックル

春エギングのタックル紹介

春のアオリイカを狙うタックルのおすすめは、8〜9フィートくらいの長めのロッド、2500〜3000番台のリール、0.6〜0.8号のPEライン、フロロリーダー1.75〜2号、エギ3.5〜4号です。

あとは、アオリイカをランディングするための網、もしくはギャフを持っていると大型のアオリイカが釣れても安心です。

春エギング専用のタックル

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おすすめロッド

初心者の入門用におすすめなのが、ダイワのエメラルダスX!

この価格でこの軽さなら文句なしのデビューロッドになります。

初心者だけでなく中級者以上も愛用する、スペックの高いロッドです。

【ダイワ】エメラルダスX (86M)

おすすめのエギングロッドを紹介している記事もありますので、自分に合っているロッドを選んでみてください!

おすすめリール

春イカは比較的大型になるので、使い分けることができるなら、2500番台~3000番台のリールがベストと言えますが、リールをいくつも用意するのは難しいと思いますので、一年を通して使える3000番台を選んでおけば問題なしです。

価格の安いもので質の高いものを選びたいという方にはシマノのナスキーがおすすめ!

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おすすめのエギングリールはこちら

おすすめPEライン

PEラインは、春は大物がかかることがあるから太めの1.0号を使う方がいいという人もいますが、釣猿チームで検証したところ、0.6号で十分2キロオーバーでも釣り上げることができました。

むしろ、風の影響を受けにくく、感度の高い細めのPEラインを使った方が、アタリも取りやすく楽しく釣りを楽しめると思います。

また、0.6号であれば年中使えるので、いちいちPEらインを巻き替えるのが面倒という方にも0.6号のPEラインをおすすめします!

【ダイワ】UVF エメラルダスデュラセンサー×8+Si2

おすすめのPEラインを紹介している記事はこちら!いくつかの選択肢から選びたい方はこちらも参考にしてください!

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おすすめリーダー

リーダーはフロロカーボンを使用します。3キロ以上の大物を狙う場合は3号を使う人もいますが、基本的には2.5号を使っていれば問題はありません。

あまりリーダーを太くするとエギの動きが不安定になって釣果が下がる場合もあります。

リーダーはエメラルダスがおすすめ!

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おすすめエギ

エギングをするのに、忘れちゃいけないアイテムがエギです。

エギのサイズ

春のアオリイカを狙う場合のエギのサイズは、3.5号をベースに3号と4号を使い分ける感じになります。基本は3.5号でカラーローテーションするのが一番安定します。無理に3号や4号を持っておく必要はありません。

ちなみに、大きいアオリイカを釣るには大きいエギじゃないと釣れないと思っている方もいますが、そういうわけではありません。その時々のベイト(餌となる魚)のサイズに合わせてエギのサイズを決めるのが一番です。

エギのカラー

エギのカラーは、海が濁っている場合は明るい色、澄んでいる場合は暗い色(自然な色)を選ぶようなイメージです。

また、テープ(下地)の色は、時間帯や光量によってローテーションするのがベストです。

時間帯 カラー
朝マズメ・夕マズメ 金・オレンジ
日中 ケイムラ・銀・ホロ・クリア・マーブル・ピンク
赤・紫・夜光

エギングでは、エギのカラー選びが非常に重要です。かなり奥が深く、ここでは解説しきれません。別の記事でエギのカラー選びの基本から、時間帯にマッチしたエギ選びについて解説しています。カラー選びで困っている方はぜひそちらを参考にしてください!

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春イカに効くエギ5選!

春イカは警戒心が強く、なかなかエギを抱いてくれません。そんな状況の中、思わず抱いてしまうエギがあればぜひ使いたいですよね。今から紹介する5つのエギは、実績のある春イカにも効果があるエギ達です。

エギ選びに困ったら、とりあえずこの5つを選ぶことをおすすめします。

① 【ヤマシタ】エギ王K 軍艦グリーン シャロー(3.5号)

下地 効果的な時間
赤テープ どの時間帯もOK
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ノーマルとスーパーシャローを使い分けるのもおすすめ!
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② 【ヤマシタ】エギ王K ムラムラチェリー シャロー(3.5号)

下地 効果的な時間
ケイムラ マズメ・日中
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③ 【ヤマシタ】エギ王K ネオンブライト ピーカンブルー(3.5号)

下地 効果的な時間
ネオンブライト 日中
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ヤマシタ エギ王 ネオンブライト

④ 【ヤマシタ】エギ王K カクテルオレンジ(3.5号)

下地 効果的な時間
赤テープ マズメ・夜間

⑤ 【デュエル】イージーQ キャスト プラス 日中ピンク(3.5号)

下地 効果的な時間
赤テープ マズメ・日中

春は根掛かりしやすい!半傘タイプのエギで挑め!

半傘エギ

冬から春に季節が変わると、水中には藻が大量に発生します。この藻にエギのカンナが引っかかり、根掛かりが発生しやすくなります。根掛かりはエギのロストの可能性を非常に高めてしまいます。

エギのロストは金銭面的にも環境的にもよくないです。

根掛かり対策としては、『エギの半傘カスタマイズ』が有効的です。半傘エギとはエギのカンナ部分の下半分がないエギのことです。一昔前は、商品として販売されていましたが、ここ最近では半傘エギは売られていません。自分でカスタマイズするしかないのです。

「自分で…」と思われるかもしれませんが、ペンチがあれば簡単に半傘エギへとカスタマイズすることができるので安心してください!

春には半傘エギが活躍する場面が非常に多いです。根掛かり&ロストでお悩みの方は、ぜひお試しあれ!

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まとめ

春イカは、秋イカとは違い、エギを長く追いかけるということが少ないので、チャンスの時間はわずかです。

しかし、今回ご紹介したエギングの仕方を参考に釣行してもらえば、少ないチャンスをビッグチャンスに変えることができると思います。

まとめると、

・狙うポイントは藻場
・狙う時間帯はマズメどき
・水深は5〜10m
・ボトムをしっかり取る
・しゃくりのアクションは小さく

最後に、春のアオリイカは2キロ、3キロと魅力あるサイズのものもヒットします。その際は、ギュインっとドラグが出て強い引きが特徴なので、最初は驚くと思います。

でも、ビッグサイズがかかったとしても決して慌てずにファイトしてください。ラインのテンションをかけておけば、そうそうバレることもありません。

そして、ランディングの際は、ギャフでも網でもいいので、しっかりと取り込みを行いましょう。

もし、同行者がいる場合は手伝ってもらって安全にキャッチすることをおすすめします。

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