エギングやシーバス、ロックフィッシュなど様々な場面で活躍するPEライン。
そんなPEラインですが、種類豊富でどのPEラインを選ぶか迷いますよね。
沢山ある中から選ぶなら失敗しないライン選びがしたいですよね。
PEを選ぶ際の基準として知っておきたいのが「MAX.」と「AVE.」の表記。
販売されているPEラインの外箱には必ずどちらかの表記があります。
でも実際にどのような違いがあるのかを知っているアングラーは多くありません。
そこで今回は、PEラインの強度表記「MAX.」と「AVE.」について詳しく解説していきます。
・PEラインってどう選べば良いの?
・信頼できるPEラインが欲しい!
などの疑問にお答えしています!
この記事を読めば、失敗しないPEライン選びができるようになりますよ!
PEラインとは
PEラインとは、極細のポリエチレン素材の糸を複数本編み込んで1本にして作られるラインを指します。
「PE」という名前もポリエチレン(Polyethylene)から取られています。
1990年代に登場した比較的新しいラインで、主に海釣りや船釣り、投げ釣りで使用されています。
PEラインは伸縮性がほとんどないため、高感度で魚のアタリを察知しやすいです。
また、ナイロンやフロロカーボンに比べると2倍以上の引っ張り強度があるのも特徴です。
しかし、岩や魚の歯による傷によってラインブレイクしやすい反面もあります。
波や風の影響も受けやすかったり、PEラインとリーダーとの結束部が弱いと糸切れするなど、デメリットもあります。
「MAX.」と「AVE.」の違い
それでは本題に移ります。
エギングやジギングなどのルアーフィッシングでよく使われるPEライン。
たくさん並んでいるラインの中から強いラインを選びたいはずです。
釣り糸の強度を示す際は、「kg」または「lb(ポンド)」で表記されています。
強さは太さによって変わるのは当たり前ですが、同じ号数(例:写真の0.4号のPE)のラインでもメーカーによって4.2kgや3.2kgと強度は異なります。
その数字の近くに書かれているのが「MAX.」と「AVE.」。
これらは強度を表す「直強力」というものです。
それでは「MAX.」と「AVE.」についてそれぞれ詳しく解説していきます。
「MAX.」とは
PEラインは販売する前に何kgの負荷で切れるかJIS規格に則った方法でテストを行います。
「MAX.」表記はその時のラインが切れた数値の最大値を示しています。
例えば10回テストを行なって8kgや10kg、9kg…と結果が出た場合、最大の10kgが「このPEラインの強度です」と表記している訳です。
「AVE.」とは
一方「AVE.」表記は、ラインの負荷テストでラインが切れた数値の平均値を示しています。
例えば10回テストを行なって8kgや10kg、9kg…と結果が出た場合、平均の9kgが「このPEラインの強度です」と表記している訳です。
「MAX.」表記のラインってどうなの?
あまり違いがないようにも感じますが、釣りにとってラインの強度は信頼できるものでないとタックルを上手に組むことができません。
「MAX.」では表記している数字よりも低い値でラインが切れる可能性が十分にあります。
数値にばらつきのあるメーカーならもっと低い状態でも切れるかもしれません。
つまり「MAX.」表記で書かれている数値に信頼はないと言えます。
購入する我々が店頭でラインを買う時に数字が大きい方を買うという心理から、「MAX.」表記のメーカーが多いです。
信頼できる物を買うなら「AVE.」がおすすめ
最もいいラインの表記は「MIN.(最低表記)」で、タックル設計をする上でいちばん信頼できます。
しかし、現状は最低表記のメーカーはありません。
同じ強度なら強い方がいいと思うのは誰しも同じなので、「MIN.」の表示ではラインは売れません。
そんな中、「MAX.表記はおかしい!」と思っている一部のメーカーが「AVE.」表記をしている訳です。
一流メーカーであれば、数字の誤差は少ないのでタックル設計がしやすく、信頼できるものとなります。
有名どころで「AVE.」表記の釣具メーカーは次のとおりなので、PEラインの購入時の参考にしてください!
・TORAY(トーレ)
・DAIWA(ダイワ) ※一部MAX表記あり
まとめ
いかがでしたか。
今回は失敗しないPEライン選びとして最重要項目の強度について紹介してきました。
MAX表記が多い中で、ユーザー目線で釣りを楽しんでもらうためにAVE表記のメーカーも存在します。
今後AVE表記のラインが増えるように、我々アングラーも正しいライン選択をする必要があります。
釣りの上手な人ほどラインにはこだわっています!
ぜひ皆さんもこれを機にライン選択を気にしてみてはいかがでしょう!
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