釣りのタックルの中で、かなり重要なアイテムの一つに『偏光サングラス』があります。
偏光サングラスには、水面の眩しさや日差しを抑え、目の怪我や疲労感を少なくする役割があります。そんな偏光サングラスですが、様々なメーカーから販売されていて「どれを買ったらいいの?」「何を基準に選んだらいいの?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、釣りで使用する偏光サングラスの適切な選び方とおすすめの商品について解説・紹介していきます!
・普通のサングラスとどう違う?
・どのカラーがいいの?
・おすすめの商品が知りたい!
偏光サングラス探しでお悩みの方は、ぜひこの記事を参考にしてください!
偏光サングラスとは
偏光サングラスとは、「偏光膜」という反射光を防ぐフィルターを通常のレンズで挟んだ構造をしているサングラスを指します。
偏光サングラスを着用する事で、水面に照り返す光を遮ることができるため、眩しさを感じることなく水中の様子をはっきり捉えることができます。
特に水中の様子が分かったほうが有利な釣り(エギング・バス釣り・渓流釣り・管釣りなど)では、水中の地形やターゲットの様子までしっかり目視する事ができるので、直接釣果に関わってきたりします。
釣り用変更サングラスのQ&A
釣り用偏光サングラスの選び方
① サングラスのタイプ
偏光サングラスは3つのタイプに分ける事が可能です。
『サングラスタイプ』は、通常のサングラスと同じ形をしたタイプです。一般的に偏光サングラスと言うとこのタイプのものを指します。レパートリーが豊富で選択の幅が広いので、自分に合った商品を見つけることができるのが特徴です。
『オーバーグラスタイプ』は、手持ちのメガネの上に被せて使用するタイプです。普段メガネをかけている方におすすめです。簡単にかける事ができますが、少し重いのが難点。
『クリップオンタイプ』は、手持ちのメガネにクリップで装着して使用するタイプです。普段メガネをかけている方におすすめです。オーバーグラスタイプより軽いのが特徴です。
② 可視光線透過率
可視光線透過率とは、自然光を通す割合を0%〜100%で数値化したものです。
難しい名前ですが、簡単に説明すると『可視光線透過率=レンズの濃さ』です。数値によって水中の見え方が変わります。快晴時は濃いレンズ、朝夕や曇天では薄いレンズなど、使うシチュエーションに応じて、可視光線透過率を選ぶ必要があります。
③ 偏光率
釣り用の偏光サングラスを選ぶ際は、偏光率(雑光をカットする度合い)が90%以上のものをチョイスしてください。
90%未満のサングラスは、水面に強く反射する光を遮断するのには適していないのでご注意を!偏光率は商品のタグなどに記載されている場合がほとんどなので、購入前にしっかりチェックしておきましょう。
④ レンズカラー
偏光サングラス選びで、最も迷うのがレンズのカラーではないでしょうか。
それぞれ特徴や向いているシチュエーションがあるので、詳しく解説していきます!
偏光サングラスの中でも人気の高いカラーです。ナチュラルな色調を保つ事ができ、裸眼に近い感覚で使えるカラーです。
グレー系にと同じく人気の高いカラーです。ブラウン系のレンズは、コントラスト効果が高いので対象物のシルエットがはっきり分かる効果が強みです。海藻や岩場が多い場所でもしっかりと水中を見ることができるので、エギングやサイトフィッシングに有効です。
光量の少ない朝マズメや夕マズメに有効なカラーです。曇りや雨天時のような薄暗い時でも暗くなりすぎず明るい視界を保てる事が特徴です。
渓流など木陰が多い場所での使用が有効なカラーです。可視光線透過率が40%前後が目安とされるグリーン系は、光量の少ない薄暗い場面でも有効なカラーの一つです。
釣猿 サイトエギングって難しい! 釣猿2号 実は9つのコツで完全攻略できる 高活性なアオリイカの数釣りが楽しめる秋のエギング。そんな秋エギングの醍醐味と言えるのがアオリイカの『サイトフィッシング』。 […]
⑤ レンズ素材
レンズの素材はガラスかプラスチックから選択できます。
ガラスは、傷が付きにくく歪みがないのが特徴ですが、少し重たく扱いによってレンズが割れる可能性があります。
プラスチックは、軽量で割れにくいですが、熱に弱く歪む可能性があります。
釣り用偏光サングラス人気ブランド
ZEQUE(ゼクー)
フィット感をストレスフリーを求めるならZEQUE(ゼクー)がおすすめです。日本のブランドで日本人の骨格に合わせた自然なフィッティングが人気のブランドです。
デザイン性や普段使い用のサングラスを買うならDAIWA(ダイワ)がおすすめです。デザイン・素材・機能性などバリエーションが豊富なのも人気の理由です。
スタイリッシュさ機能性にこだわるならSHIMANO(シマノ)がおすすめです。特に水に落ちても沈まない「フローティングタイプ」は人気の機能です。
初心者やコスパ重視の方はL.S.D.DESIGNS(LSDデザイン)がおすすめです。安価で購入できますが、基本的な機能は十分備わっているので初めての購入に最適です。
釣り用偏光サングラスおすすめ15選
ゼクー:STELTH(ステルス)
Zeque(ゼクー) 偏光サングラス STELTH(ステルス) F-1920 マットブラック TRUEVIEW SPORTS
釣りだけでなく、ドライブや登山など様々なシチュエーションで使用されている人気のモデルです。
レンズは『TALEX(タレックス)』製で視認性が良く、水中の見え方は抜群に良いです。長時間の釣行でも疲れにくいのも特徴。カラーバリエーションが豊富なので、さまざまな釣りのシーンに合わせて購入する事ができます。偏光サングラス選びで失敗したくない方はこのモデルがおすすめです。
ゼクー:Juno(ジュノ)
釣りからタウンユースまで幅広く使用できるぜクーの中でもかなり人気のモデルです。
シーンを問わず掛けやすいデザインなので、小顔な男性や女性にもフィットする仕様になっています。フレームはナイロン系樹脂とチタンを採用しているので、軽くて頑丈な作りになっています。レンズはもちろん『TALEX(タレックス)』製なので、視界を妨げる様々な反射光をカットしてくれます。
普段使いでき、機能性とデザイン性にこだわりたい方におすすめです。
ダイワ:TLX 014
ダイワから発売されている『TALEX(タレックス)』製レンズを採用している偏光サングラスです。
エギング界のカリスマ「山田ヒロヒト」氏が監修している偏光サングラスで、『デザイン性・フィールドで不可欠な遮光性・掛け心地』の3つの要素を追求したモデルです。
レンズのカラーは4種類ですが、グレー系の『TRUEVIEW(トゥルービュー)』やブラウン系の『TRUEVIEW SPORTS(トゥルービュースポーツ)』が万能に使えるのでおすすめです。エギング・バス釣り・トラウト・フライ・ルアーゲーム全般で使えるイチオシの商品です。
ダイワ:TLO 028
メガネの上から直接かける事ができるオーバーグラスで、『TALEX(タレックス)』製のレンズを採用しているモデルになります。
タレックス製のオーバーグラスはそれほど種類が豊富ではないので、メガネ着用のアングラー歓喜の一品です。プラスチック特有の「揺れ」「ひずみ」がないのも特徴で、明るくも眩しくない透明感溢れる視界を実現している点も魅力的です。
釣りでも普段かけているメガネを着用したい方におすすめの偏光サングラスです。
ダイワ:DN-8223F
薄くて軽量な『トリアセテートレンズ』を採用したスタイリッシュな偏光サングラスです。
デザインは釣りシーン以外でも使いやすいウェリントンタイプの形状に、傷に強いハードコートのコーティングが施されています。手が出しやすい価格帯で、初めての偏光サングラスに最適のモデルです。
ダイワ:DO-8329
こちらも薄くて軽量な『トリアセテートレンズ』を採用したモデルで、メガネの上からかける事が可能なオーバーグラスになります。メガネの上からかけても違和感のないデザインで、普段メガネをかけている方で初めて偏光サングラスを購入したい方におすすめです。
ダイワ:DQ-8021
薄くて軽量な『トリアセテートレンズ』を採用しているクリップオンタイプの偏光サングラスです。
メガネの上からワンタッチで着脱できるセンター前掛けのタイプで、偏光グラスが不要な時にはレンズをハネ上げることが可能です。カラーは5種類から選ぶ事ができ、自分の釣りスタイルに合わせて選択可能です。
シマノ:STL101
シマノとタレックス社のコラボにより生まれた偏光サングラスの最上位モデルです。
オールチタンフレームを採用し、『質感・剛性感・見やすさ・かけ心地の良さ』を徹底的に追及しています。めがねの世界的産地でもある福井県・鯖江で作られたモデルで、1日中ストレスなく着用できる細部まで一つ一つこだわった逸品です。
レンズカラーは4種類で、汎用性が高いのはグレー系の『トゥルービュースポーツ 』です。
シマノ:STL301
こちらもシマノとタレックス社のコラボにより生まれた偏光サングラスの最上位モデルです。
先ほど紹介した(STL101)と性能や鯖江製なことは同じで、違うのはデザインだけ。スポーティでスタイリッシュなタレックス製の偏光サングラスをお探しの方はこちらがおすすめです。
シマノ:フィッシンググラス PC WE
汎用性の高いウェリントン型のフレームで、普段使いにも最適な偏光サングラスです。
PCレンズ採用モデルで、外側はブラック、内側は柄入りのフレームとデザイン製にも優れています。購入しやすい価格帯なので、初めての偏光サングラスにも最適です。
シマノ:フローティングフィッシンググラス FL
遮光性をフィット性を考慮したデザインが特徴の偏光サングラスです。
名前の通り、水に浮くフローティングモデルです。スポーティなフレームが好みの方におすすめです。
シマノ:クリップオングラスT AC
メガネにワンタッチで装着できるクリップオンタイプの偏光サングラスです。
不要な時はワンタッチで跳ね上げ、必要な時はレンズを降ろすといった簡単な操作でレンズの有無を調節できます。普段からメガネをしているアングラーにおすすめです。
L.S.D.DESIGNS:キャプテン
クラシックスタイルで人気のデザインであるウェリントンタイプの偏光サングラスです。
カラーが非常に豊富なので、ほとんどの釣りシーンに合わせて購入する事ができます。価格も安いので、初心者の方はもちろん中級者〜上級者のサブ用サングラスとしてもおすすめです。
L.S.D.DESIGNS:Dフライマンスリム
スタイリッシュでスポーティーなデザインの偏光サングラスです。
カーブした形状は、フレーム全体が顔に沿う形で高いフィット感があります。隙間が少なく、雑光や花粉が入りにくい構造なのでレンズ内部への映り込みも軽減してくれます。
L.S.D.DESIGNS:オーバーグラス Type2
メガネの上からはもちろん単体でも使える2WAY型の偏光オーバーグラスです。
オーバーグラスながらスタイリッシュなデザインなので、メガネなしの着用でも違和感がありません。22gと軽量なので長時間の使用にでも疲れにくいのが特徴です。単体使用では顔との隙間が少なくなるので、花粉が気になる季節に対策として使用するのもおすすめです。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、釣りで使用する偏光サングラスの適切な選び方とおすすめの商品について解説・紹介してきました。
釣りでは偏光サングラスを使用する事で、水面の反射を防ぎ、飛散物から目を保護する役割があります。自分に合った偏光サングラスを選ぶには5つの要素に気をつけて選びましょう。
- サングラスのタイプ
- 可視光線透過率
- 偏光率
- レンズカラー
- レンズ素材
タレックス製のレンズが採用されているモデルは値段が高く簡単に手が出せそうにありませんが、一度使うと世界が変わるほど優れた商品ばかりです。ぜひ、皆さんも自分の釣りスタイルにマッチした偏光サングラスを準備して、もっと釣りを快適に楽しみましょう!
釣猿 偏光サングラスは釣りの必須アイテム 釣猿2号 使用頻度が高くてだいぶ汚れてきたな… 偏光サングラスに付着したその汚れ。知らずに使い続けるとレンズに傷がつく可能性が高くなります。 そこで今回[…]