釣った魚をその場で締めたり捌いたりするために使用する『フィッシングナイフ』。魚の鮮度を保ち美味しく持って帰るためには必須のアイテムです。そんなフィッシングナイフですが、「どういう基準で選べば良いかわからない!」…という方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、フィッシングナイフの選び方からおすすめの商品まで詳しく解説していきます!
・どうやって選べば良いの?
・おすすめの商品が知りたい!
・銃刀法が心配…
フィッシングナイフ選びで困っている方は、ぜひこの記事を参考にしてくださいね!
フィッシングナイフとは
フィッシングナイフとは、魚を締めたり捌いたりするのに適したのナイフのことを指します。
釣った魚はその場で締めることで、持ち帰った後でも鮮度を保ち美味しく食べる事が出来ます。その他にも釣りで使用する餌(サバなど)を切り分ける時にも使えるので、一本持っておくと様々な場面で活躍してくれる便利アイテムなのです!
フィッシングナイフの選び方
フィシングナイフには主に3種類のタイプがあります。選び方としては、魚のサイズによって選ぶ事が基本です。
スライドナイフ
『スライドナイフ』は、アジやメバルなどの小型魚をターゲットにする方におすすめです。コンパクトで持ち運びやすく、カッターナイフのように直感的に使用する事が出来ます。また、できるだけ荷物を増やしたくないアングラーにもおすすめです。
フォールディングナイフ
『フォールディングナイフ』は、シーバスなどの中型魚をターゲットにする方におすすめです。刃の部分を折り畳むことで収納できるタイプのナイフで、スライドナイフよりパワーと耐久力があるので安心して使用する事が出来ます。中型魚を締める機会が多いアングラーはこのタイプを検討しましょう。
シースナイフ
『シースナイフ』はブリやヒラマサなどの大型魚をターゲットにする方におすすめです。刃と持ち手が一体化しているので、破損のリスクが低くフィッシングナイフの中で最も耐久力のあるナイフです。ショアジギングをする方はこのタイプがベストです。
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フィッシングナイフの注意点
① 銃刀法について
銃刀法とは、一般人が正当な理由なく「刀剣類」や「銃砲」のような殺傷能力のある武器を所持する事を禁止するものです。釣りやアウトドアで使用するナイフは「銃刀法22条」により「刀剣類以外の刃物」に分類され、「業務およびその他正当な理由による場合を除いて、刃渡り6センチメートル以上の刃物を携帯してはならない」と定められています。
『釣りで使用する』というのは正当な理由なので問題ありませんが、注意したいのは使用後にうっかりリュックに入れっぱなしにしていたり、車に積んだままにしておくと。見つかった際に銃刀法違反に問われるので注意しましょう。
② 使用後はすぐしまう
フィッシングナイフを使用した後は、必ずしまいましょう。
使用後そのまま出しておくと、うっかり踏んでしまったりと事故につながる可能性が高くなります。
③ 水洗いと乾燥は必須
フィッシングナイフを使えば自然と海水がつくので、錆が発生しがちです。使用後は必ず水洗いと十分な乾燥が必要です。長持ちさせるためにも必要な事なので、使用後はしっかりメンテナンスしてあげましょう。
フィッシングナイフおすすめ15選
フィッシングナイフおすすめ|スライドナイフ(小型魚)
ダイワ:フィールドナイフ SL-78
素材 | 刃渡り | 全長(収納時) |
ステンレス鋼 | 7.8cm | 11.5cm |
刃の出し入れが簡単で、固着防止機構が搭載されているスライドナイフです。
刃はステンレス鋼で、サビに強く長持ちします。コンパクト設計なので、携帯性を重視したい方にもおすすめのモデルです。
シマノ:スライドナイフ
素材 | 刃渡り | 全長(収納時) |
ステンレス鋼 | 7cm | 11cm |
ナイフに求める基本機能をコンパクトに搭載したスライドナイフです。
カッターナイフのように直感的に使用できつので、フィッシングナイフに慣れていない方でも簡単に扱う事が可能です。安心感のあるガッチリロック機構で、スクリューを外せば分解することも可能なので、メンテンスも簡単です。
シマノ:スライドナイフ Type-F
素材 | 刃渡り | 全長(収納時) |
ステンレス鋼+フッ素塗装 | 7cm | 11cm |
軽量コンパクトなスライド式のナイフでサビに強いステンレス製でさらにフッ素加工が施されています。
よりサビに強いナイフが欲しい方はこちらがおすすめです。
第一精工:MCナイフ#55
素材 | 刃渡り | 全長(収納時) |
オルファ製ステンレス鋼 | 5.5cm | 11.5cm |
錆びにくくて強度の高いオルファ製ステンレス刃を使用したスライドナイフです。万が一刃が悪くなってしまった場合は刃を交換することも可能です。
価格も安くコストパフォーマンスに優れたモデルなので、フィッシングナイフを試してみたい方におすすめです。
フィッシングナイフおすすめ|フォールディングナイフ(中型魚)
ダイワ:フィッシュナイフⅡ型
素材 | 刃渡り | 全長(収納時) |
ステンレス鋼 | 8.4cm | 12.5cm |
錆びに強く切れ味長持ちのステンレス鋼のフォールディングナイフです。また、刃部表面にフッ素塗装を施しているモデル(+Fの表記)もあり、汚れや錆びがつきにくい仕様になっています。
刃部背側の凹凸で鱗取りにも使用可能。収納はコンパクトで安全な両開き構造なので、安心して持ち運ぶ事が出来ます。
ダイワ:フィッシュナイフ
素材 | 刃渡り | 全長(収納時) |
ステンレス鋼 | 8cm | 10.5cm |
こちらもダイワから販売されている安全で便利な折り畳み式のコンパクトナイフです。
形状は非常にシンプル。先ほど紹介した(フィッシュナイフⅡ型)との違いは、折りたたみ方法が違う点とウロコ取りがない点です。フッ素塗料のモデルもあるので、手入れを簡単にしたい方はそちらがおすすめです。
ベルモント:MP-197 ハンター折込ナイフ
素材 | 刃渡り | 全長(収納時) |
ステンレス鋼 | 9cm | 12cm |
かっこいい!!…と思ったのは僕だけではないはずです。笑
大人向けなメタリックでシックなデザインは、多くのアングラーを魅了します。刃だけではなく、グリップ部分にも錆びにくく耐久性に優れたステンレスが採用されたコンパクトなフォールディングナイフです。
所有欲も満たしてくれるこのモデル、ぜひ検討してみてはいかがでしょう!
ベルモント:MP177 フィッシングフォールディングナイフ
素材 | 刃渡り | 全長(収納時) |
ステンレス鋼 | 9cm | ー |
もっとアクティブにナイフを使いたいのであれば(フィッシングフォールディングナイフ)がおすすめです。
刃の厚みが3mmとしっかりあるので、魚を絞める時にしっかり力を入れることが可能です。波刃(セレージョンブレード)は、魚の腹を裂いたり、ロープをカットすることにも使えます。
カラビナがついているので、バッグのDカンに付けることもでき、携帯性も抜群です。デザインもかっこいいので、おしゃれなナイフが欲しい方にもおすすめです。
ベルモント:MC-082 チタン折込ナイフ100
素材 | 刃渡り | 全長(収納時) |
チタンジルコニアセラミック合金 | 9cm | 12cm |
軽量で耐久性に優れた「チタンジルコニアセラミック合金」を刃に採用した、日本製フォールディングナイフです。
錆びにくいナイフなので、釣行後のメンテナンスを怠りがちなアングラーにとって有力候補となるフィッシングナイフです。切れ味にも定評があり、簡単に研ぐ事ができるのでお手入れも簡単です。
がまかつ:クラスプナイフ
素材 | 刃渡り | 全長(収納時) |
ステンレス鋼 | 11.5cm | 12.8cm |
硬くて丈夫で美しい木目のローズウッドハンドルが特徴的なフォールディングナイフです。ロック機能がついているタイプなので、安全面にも配慮されています。
背面はフック付きでD リング等に掛けることができます。デザイン重視の方におすすめのモデルです。
ハイマウント:オピネルナイフ ステンレススチール No.9
[ オピネル ] Opinel アウトドアナイフ No.9 ステンレススチール 9cm 折りたたみナイフ 1083 N°09 inox キ...
素材 | 刃渡り | 全長(収納時) |
ステンレススチール | 9cm | 12cm |
アウトドアでは定番のオピネルナイフ。
錆びにくいステンレススチールを使用しているので、ソルトフィッシュシーンでも安心して使用できます。創業以来変わらない柄のデザインは持ちやすく、アウトドアには欠かせない定番の商品です。
フィッシングナイフおすすめ|シースナイフ(大型魚)
ダイワ:シースナイフ 90S+F
素材 | 刃渡り | 全長 |
ステンレス鋼+フッ素塗装 | 9cm | 23cm |
魚を〆ることに特化した先鋭形状のシースナイフです。力を入れやすいグリップ形状で、刃にはフッ素塗装を施しているので錆びにくく汚れも落ちやすく使い勝手抜群。
カチッと着脱可能なロック付きのカバーが付属しているので、安全かつ勝手に外れにくいのも嬉しいポイントです。
シマノ:シースーナイフ ロング
素材 | 刃渡り | 全長 |
ステンレス鋼+フッ素塗装 | 8.5cm | 22.6cm |
3mm厚のサビに強いフッ素加工を施したステンレス製のシースーナイフです。
握りやすいグリップ形状なので、大型の魚でも難なく捌けます。シースには水抜き穴が設置されているので、水分がこもりにくい仕様になっています。
がまかつ:フィッシングナイフ GM1918
素材 | 刃渡り | 全長 |
ステンレス鋼 | 7.5cm | 17cm |
シンプルなデザインで軽量小型なフィッシングナイフが欲しいのであれば、がまかつから販売されている(フィッシングナイフ GM1918)がおすすめです。
飽きのこないデザインで、こんなデザインが欲しかったアングラーも多いのではないでしょうか。専用の樹脂製ケースも付属しているので、持ち運びも安心です。使い込みたくなる、そんなナイフをお探しの方にぜひおすすめしたいです。
SWISS+TECH:シースナイフ フルタング
素材 | 刃渡り | 全長 |
ステンレス鋼 | 12.2cm | 25cm |
フルタング構造(刃の金属部分がグリップ後端まで一体化)を採用したシースナイフです。
力強い作業に向いているフルタング構造は、アウトドア全般で活躍する万能ナイフです。木を使用したおしゃれなグリップや、革製のシースはワンランク上のフィッシングナイフであることを容易に想像できます。
キャンプなど様々なアウトドアでも使用できるので、万能のナイフが欲しい方は検討してみてはいかがでしょう。
フィッシングナイフで簡単に魚を締めよう!
いかがでしたか?
今回は、フィッシングナイフの選び方からおすすめの商品まで詳しく解説してきました。
フィッシングナイフは、魚の鮮度を保ち美味しく持って帰るためには必須のアイテムです。選び方は簡単で、自分がターゲットとする魚のサイズによって3つのタイプから選びましょう。ほとんどの商品が錆びにくいステンレス製と同じなので、後は価格とデザインで自分好みのナイフを選択するのが良いでしょう。ぜひ皆さんも自分の釣りスタイルにあったフィッシングナイフを見つけて購入してみてはいかがでしょう!