海釣りにおいて『潮目(しおめ)』がよく釣れるということは有名です。
なんとなくは分かるけど、「実際どれが潮目なの?潮目って何?」と言う方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、釣りでよく聞く潮目について解説していきます!
・どれが潮目なの?
・見つけ方が分からない!
・なぜ潮目は釣れやすいの?
潮目とは
潮目とは、海上に見える性質の違う海水の境界を指します。
一見同じに見える海でも、海中では『塩分濃度・水温・溶存酸素・栄養塩類』など性質が異なります。その異なる性質ごとのグループを『水塊(すいかい)』と呼び、水塊と水塊の境界を『潮境(しおざかい)』と呼びます。
その潮境が海面上に現れているのが『潮目』となるのです。
潮目ができるメカニズム
潮目の下、潮境では水塊同士がぶつかり合うことで、滝壺のような渦が発生しています。遊泳力のないプランクトンや海中のゴミはこの渦によって集められ、潮目が海水面に現れるのです。
潮目の見え方・見つけ方
潮目の見え方は様々です。
『泡やゴミなどが集まっている潮目』や、『船が通った跡のような潮目』、『明らかに海水の色が異なる潮目』など様々が、大体は細長い筋のように見えます。
潮目は一定の場所に留まっているわけではなく、かなり流動的なものです。今まで何もなかったのに急に現れたりすることもあるので、潮目を見つけるために海の観察は重要です。
潮目が釣れる3つの理由
① プランクトンがたまりやすい
潮目には遊泳力のないプランクトンが溜まりやすい特徴があります。
海流に乗ってきたプランクトンが潮境でぶつかり合い停滞するためです。
これれプランクトンを餌とする小魚が集まり、小魚を狙った中型〜大型の魚が集まるのです。
② 魚が集まりやすい
魚は急激な変化を嫌います。そのため水塊Aから水塊Bへの移動は少なく、潮目に停滞する性質があります。
これは大きな潮目(暖流と寒流など)における話ですが、こういった潮目では温かい地域に住む魚と、冷たい地域に住む魚が混在します。色々な種類の魚が捕れるので、良い漁場とされています。
③ 酸素が豊富
水に溶けている酸素のことを『溶存酸素』と言います。
水中の酸素は水面からも溶け込みますが、浅い場所では植物プランクトンが光合成によって酸素を作ります。
そのため、海流が激しく動く潮目付近では水中の酸素が増し魚の活性が高くなりやすいのです。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、知っているようで意外と知らない潮目について解説しきました。
釣りの最中に海をよく観察していると、案外簡単に潮目を見つける事ができます。潮目には様々な魚が集まってきやすいので、潮目を見つけたらそこが狙い目です。
より良い釣果を得る事ができるはずです!
また、同じ釣り場に通って潮目のできやすいポイントを探すのも楽しいです。ぜひ皆さんも潮目ができやすいポイントを見つけてみてはいかがですか?
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